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生田斗真、母の愛情は「偉大」 日本映画の発展に意欲

 俳優の生田斗真が25日、都内で行われた映画『彼らが本気で編むときは。』初日舞台あいさつに登壇した。劇中ではさまざまな母娘の形が描かれていることから、撮影中、自分の母親を思い浮かべることがあったという生田は「実家に住んでいる時は当たり前にご飯が出てきたけど、きっと自分の母親も栄養を考えて愛情を持ってご飯をつくってくれてたと思うと、きちんと『ありがとう』を伝えなければ、と。改めて母は偉大だと感じました」としんみりと語った。

ベルリン国際映画祭ダブル受賞の証を手に…映画『彼らが本気で編むときは、』初日舞台あいさつに登壇した(左から)荻上直子監督、柿原りんか、桐谷健太 (C)ORICON NewS inc.

ベルリン国際映画祭ダブル受賞の証を手に…映画『彼らが本気で編むときは、』初日舞台あいさつに登壇した(左から)荻上直子監督、柿原りんか、桐谷健太 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は愛を知らない孤独な少女・トモ(柿原りんか)が、叔父であるマキオ(桐谷健太)とそのパートーナーでトランスジェンダーのリンコ(生田)と出会い、それぞれの幸せをみつけるまでのかけがえのない60日間を描いた作品。

 リンコが母親代わりとなるトモを演じた柿原は撮影中は「トモは母親の愛情を知らないので(撮影中は)お母さんとあまり話さないようにしていた」と役作りに励んだ。生田は「本当にりんかちゃんがかわいらしくて守ってあげたいと思ったし、胸の奥底にあった小さな母性が撮影期間中はぼんと膨れ上がっていた気がします」と優しく微笑んだ。

 今月9日から19日までドイツ・ベルリンで開催された「第67回ベルリン国際映画祭」において優れたLGBT映画を選出するテディ審査員賞と観客賞(2nd place)を受賞した本作。ベルリンからの凱旋となったこの日は、観客にトロフィーをお披露目。ベルリンの道路の石でできているという台座のトロフィーを掲げた生田は「とっても、ずっしり重いです」と驚きながら報告。

 スタンディングオベーションも巻き起こったという現地での経験を踏まえ、「日本映画って面白いでしょ、と思ったしこれから日本映画の可能性をもっと広げていくべきだと思ったし、その力添えが少しでもできればいいなと強く思いました」と気持ちを新たにしていた。このほか、桐谷、荻上直子監督が登壇した。

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  • 映画『彼らが本気で編むときは、』初日舞台あいさつに登壇した(左から)荻上直子監督、柿原りんか (C)ORICON NewS inc.
  • 映画『彼らが本気で編むときは、』初日舞台あいさつに登壇した桐谷健太 (C)ORICON NewS inc.
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