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ドラマ『カルテット』演奏より気になる?食事シーンも充実

 女優・松たか子満島ひかり松田龍平高橋一生らが出演するTBS系連続ドラマ『カルテット』(毎週火曜 後10:00)。第1話(17日放送)では、初挑戦となる弦楽器を猛練習して挑んでいる演奏シーンは元より、食事シーンの料理も会話も印象的だった。“唐揚げとレモン”議論が繰り広げられたほかにも、数多く登場する食事シーンのささいな日常会話が登場人物のリアリティを生み、物語にスパイスを加えている。
 
 同ドラマは“偶然”知り合った演奏者の巻真紀(松)、別府司(松田)、世吹すずめ(満島)、家森諭高(高橋)が、冬の軽井沢で共同生活を送りながら弦楽四重奏団を結成。しかし、偶然と思われた出会いにはある秘密が隠されていた…というサスペンス要素を取り入れたラブストーリー。

1月24日放送、TBS系連続ドラマ『カルテット』第2話より (C)TBS

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 第1話、4人が初めて揃って食卓を囲むシーン。司とすずめが唐揚げにレモンを断りなくかけたことに諭高が意見する。

諭高「唐揚げにレモンするよって人と、いやレモンなんかしないよ、するわけないでしょ、って人がいるじゃないか」
司「かけた方がおいしいですよ」
諭高「まずカリカリ感が減るよね」
司「かけた方が健康にいいですし」
諭高「唐揚げを食べようって時点で健康のことは一旦脇に置いてあるじゃないか」
すずめ「かけた方がおいしいじゃないか」

 この後、司の「レモンぐらいで」の言葉にずっと黙っていた真紀が「レモンぐらいってことは」と割って入り議論はさらに白熱。このシーンだけで普段は静かだが、時に大胆さをみせる真紀、真面目な司、妙に理屈っぽい諭高とそれを面白がって茶化すすずめ…という関係性が一気に見えてきた。

 さらに目を奪われたのは、おいしそうな唐揚げ。それもそのはず、劇中の料理を手掛けるのは、ドラマ『深夜食堂』、『ごちそうさん』、映画『かもめ食堂』で知られるフードコーディネーター・飯島奈美氏。第2話ではブイヤベース、チャーシュー丼、フライドポテト、コンビニの前で食べるアイス…など。肩肘はらないメニューとそこで展開されるせりふの掛け合いが軽妙で親近感がわく。

 第2話では諭高が作ったブイヤベースを食べながら真紀とすずめと司は、旧軽井沢にできた餃子専門店の話題をきっかけに好きな餃子の話に花を咲かせる。食事中に別の食べ物の話をしているうちにそちらを食べたくなることはよくあることだが、それをまたも諭高にとがめられた3人は…。それに反応する諭高のせりふも含蓄があって少し考えさせられてしまうかもしれない。

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