オリコンのグループ会社・oricon MEが発行するエンタテインメントビジネス誌『コンフィデンス』が主催し、国内の主な作品を対象に「有識者と視聴者が共に支持する質の高いドラマ」を表彰する、第6回『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』の各賞が1月20日、発表された。
結果は、就職活動に失敗した高学歴女性と恋愛経験のない35歳草食系サラリーマンとの恋の行方を描いた新感覚社会派ラブコメディ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が、「作品賞」、「主演女優賞」、「助演俳優賞」「助演女優賞」、「脚本賞」、「新人賞」を獲得し、全7部門中6部門を独占。15年7月期からスタートした同賞において、歴代最多の受賞となった。
ドラマのエンディングに流れた「恋ダンス」の振りマネが、SNS上で拡散するなど社会現象にもなった同ドラマだが、審査会では「面白いものを作れば、ドラマを観てくれる人は必ずいる。それを証明したという点で、TBSのみならず各局のドラマ制作者にとって励みになる作品だったのではないか」という意見に代表されるように、その果たした役割の大きさも含め満場一致の授賞となった。
それぞれの受賞者のコメントは以下の通り。
■作品賞:『逃げるは恥だが役に立つ』那須田淳プロデューサー
この作品では、新垣結衣さん、星野源さんのフレッシュな共演に加えて、“恋ダンス”など、テレビの連続ドラマの楽しみ方をたくさん詰め込んだ作品にしたいと思っていました。その意味でも、自分たちの想像を遥かに超えて、多くの人に楽しんで観ていただけたことは嬉しい驚きでした。ベストな布陣で最高の結果が出たことがとても嬉しいです。どの登場人物も個性的な人生を選んでいますが、その選択は間違いではないですし、その選択の先に幸せを見つけてほしい。そうした生き方の多様性もドラマのテーマの1つでした。人生はずっと続いていくわけですし、最終回は2人のとってのスタートライン。どのキャラクターも好きですし、彼らが今後どのようになっていくのか、チャンスがあれば観てみたいと思っています。
■主演女優賞:新垣結衣
昨年に続き、またこのような素敵なドラマに携われた事、そしてそれをたくさんの方に楽しんでいただけた事を本当に嬉しく思います。心から信頼できるスタッフさんやキャストの皆さんに囲まれ作品の力で頂くことができた賞だと、いま撮影中を振り返り改めて感じています。人や時代やドラマに関わる全てのパズルのピースがパチっとはまったような、とても大きな力に守られた3ヶ月でした。それは当たり前ではなく、そんな作品に出会えた事、ドラマを通じて見てくださった皆さんの心に寄り添う事ができた事がとても嬉しく本当に感謝しています。これからもその気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいと思います。ありがとうございました。
■助演男優賞:星野源
『逃げるは恥だが役に立つ』の現場でのスタッフの皆さん、キャストの皆さんのチームワークは本当に素晴らしいものでした。その輪の中に自分も入れてもらえたことで、このような栄えある賞を受賞することができたんだと思います。津崎平匡でいられた時間が、自分にとって更にかけがえのないものになりました。主演の新垣結衣さんをはじめ、数え切れないほどにお世話になった方々、観てくださった皆さん、選考してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
■助演女優賞:石田ゆり子
素晴らしい賞を頂き驚いています。『逃げるは恥だが役に立つ』は、スタッフ・キャスト一丸となって愛情いっぱいに創られたドラマです。私の演じた、土屋百合という役は、まるで自分の分身かと思うほど、彼女の気持ちが手に取るように感じられた役でした。いまの時代を生きる様々な世代の方々にこのドラマが支持されたこと心より幸せに思います。この賞を励みに今後とも頑張ります。本当にありがとうございました。
■脚本賞:野木亜紀子
紡ぎたい物語が視聴者に伝わるのか、楽しんでもらえるのか。不安とチャレンジの狭間で常にドラマをつくっておりますが、今回は思っていたよりも多くの方に届いたことが驚きでもあり嬉しくもありました。脚本は設計図ではあるものの、それのみで映像作品は成立しないわけで、役者陣や演出家を始めとする各パートの方々が仕事を全うした結果の評価だと思っています。なので、作品賞のみならず、俳優4名が揃って受賞したことが、なによりも嬉しいです。皆さんおめでとうございます。本作のために尽力してくださったすべての方々、見てくださった皆様、そして原作の海野つなみ先生に心からの敬意と感謝を。本当にありがとうございました。
今回の審査対象は2016年10月期にNHKと民放各社で放送されたドラマ計24作品。オリコングループの調査システム「オリコンモニターリサーチ」の登録者を対象にしたドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の結果と、ドラマに関する有識者およびマスコミのドラマ・テレビ担当者(審査員)の意見を元に、1月6日に審査会を開催し決定した(主要3部門以外は審査員投票によって決定)。
■新人賞:大谷亮平
新人賞をいただき本当にありがとうございました。改めてとてもラッキーだなと思います。良い縁に巡り会えましたし、こうして賞をいただけたというのも、少しでもインパクトを残せた結果なのかなと思っています。探り探りでしたが、台本に忠実に向かい合って、風見涼太のハイスペックな雰囲気と、そのイメージとも違う、弱さも出せるように演じました。初めての初回からの連ドラレギュラーということで、大変なこともありましたが、頑張ってトライしながら、私も良い結果を生んだ作品の一員になれたことをすごく喜んでいます。これからもいろんな役にトライしながら、また良い演技を見せられるように頑張ります。
【第6回『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』結果一覧】
作品賞:『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)
主演男優賞:松岡昌宏(EX系『金曜ナイトドラマ 家政夫のミタゾノ』)
主演女優賞:新垣結衣(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
助演男優賞:星野源(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
助演女優賞:石田ゆり子(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
脚本賞:野木亜紀子(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
新人賞:大谷亮平(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
※今回の審査対象は16年10月期にNHKと民放各社で放送されたドラマ計24作品。オリコングループの調査システム「オリコンモニターリサーチ」の登録者を対象にしたドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の結果と、ドラマに関する有識者およびマスコミのドラマ・テレビ担当者(審査員)の意見を元に、1月6日に審査会を開催し決定した。(主要3部門以外は審査員投票によって決定)
(コンフィデンス 17年1月23日号掲載)
結果は、就職活動に失敗した高学歴女性と恋愛経験のない35歳草食系サラリーマンとの恋の行方を描いた新感覚社会派ラブコメディ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が、「作品賞」、「主演女優賞」、「助演俳優賞」「助演女優賞」、「脚本賞」、「新人賞」を獲得し、全7部門中6部門を独占。15年7月期からスタートした同賞において、歴代最多の受賞となった。
ドラマのエンディングに流れた「恋ダンス」の振りマネが、SNS上で拡散するなど社会現象にもなった同ドラマだが、審査会では「面白いものを作れば、ドラマを観てくれる人は必ずいる。それを証明したという点で、TBSのみならず各局のドラマ制作者にとって励みになる作品だったのではないか」という意見に代表されるように、その果たした役割の大きさも含め満場一致の授賞となった。
それぞれの受賞者のコメントは以下の通り。
■作品賞:『逃げるは恥だが役に立つ』那須田淳プロデューサー
この作品では、新垣結衣さん、星野源さんのフレッシュな共演に加えて、“恋ダンス”など、テレビの連続ドラマの楽しみ方をたくさん詰め込んだ作品にしたいと思っていました。その意味でも、自分たちの想像を遥かに超えて、多くの人に楽しんで観ていただけたことは嬉しい驚きでした。ベストな布陣で最高の結果が出たことがとても嬉しいです。どの登場人物も個性的な人生を選んでいますが、その選択は間違いではないですし、その選択の先に幸せを見つけてほしい。そうした生き方の多様性もドラマのテーマの1つでした。人生はずっと続いていくわけですし、最終回は2人のとってのスタートライン。どのキャラクターも好きですし、彼らが今後どのようになっていくのか、チャンスがあれば観てみたいと思っています。
■主演女優賞:新垣結衣
昨年に続き、またこのような素敵なドラマに携われた事、そしてそれをたくさんの方に楽しんでいただけた事を本当に嬉しく思います。心から信頼できるスタッフさんやキャストの皆さんに囲まれ作品の力で頂くことができた賞だと、いま撮影中を振り返り改めて感じています。人や時代やドラマに関わる全てのパズルのピースがパチっとはまったような、とても大きな力に守られた3ヶ月でした。それは当たり前ではなく、そんな作品に出会えた事、ドラマを通じて見てくださった皆さんの心に寄り添う事ができた事がとても嬉しく本当に感謝しています。これからもその気持ちを忘れずに日々過ごしていきたいと思います。ありがとうございました。
■助演男優賞:星野源
『逃げるは恥だが役に立つ』の現場でのスタッフの皆さん、キャストの皆さんのチームワークは本当に素晴らしいものでした。その輪の中に自分も入れてもらえたことで、このような栄えある賞を受賞することができたんだと思います。津崎平匡でいられた時間が、自分にとって更にかけがえのないものになりました。主演の新垣結衣さんをはじめ、数え切れないほどにお世話になった方々、観てくださった皆さん、選考してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
■助演女優賞:石田ゆり子
素晴らしい賞を頂き驚いています。『逃げるは恥だが役に立つ』は、スタッフ・キャスト一丸となって愛情いっぱいに創られたドラマです。私の演じた、土屋百合という役は、まるで自分の分身かと思うほど、彼女の気持ちが手に取るように感じられた役でした。いまの時代を生きる様々な世代の方々にこのドラマが支持されたこと心より幸せに思います。この賞を励みに今後とも頑張ります。本当にありがとうございました。
■脚本賞:野木亜紀子
紡ぎたい物語が視聴者に伝わるのか、楽しんでもらえるのか。不安とチャレンジの狭間で常にドラマをつくっておりますが、今回は思っていたよりも多くの方に届いたことが驚きでもあり嬉しくもありました。脚本は設計図ではあるものの、それのみで映像作品は成立しないわけで、役者陣や演出家を始めとする各パートの方々が仕事を全うした結果の評価だと思っています。なので、作品賞のみならず、俳優4名が揃って受賞したことが、なによりも嬉しいです。皆さんおめでとうございます。本作のために尽力してくださったすべての方々、見てくださった皆様、そして原作の海野つなみ先生に心からの敬意と感謝を。本当にありがとうございました。
今回の審査対象は2016年10月期にNHKと民放各社で放送されたドラマ計24作品。オリコングループの調査システム「オリコンモニターリサーチ」の登録者を対象にしたドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の結果と、ドラマに関する有識者およびマスコミのドラマ・テレビ担当者(審査員)の意見を元に、1月6日に審査会を開催し決定した(主要3部門以外は審査員投票によって決定)。
■新人賞:大谷亮平
新人賞をいただき本当にありがとうございました。改めてとてもラッキーだなと思います。良い縁に巡り会えましたし、こうして賞をいただけたというのも、少しでもインパクトを残せた結果なのかなと思っています。探り探りでしたが、台本に忠実に向かい合って、風見涼太のハイスペックな雰囲気と、そのイメージとも違う、弱さも出せるように演じました。初めての初回からの連ドラレギュラーということで、大変なこともありましたが、頑張ってトライしながら、私も良い結果を生んだ作品の一員になれたことをすごく喜んでいます。これからもいろんな役にトライしながら、また良い演技を見せられるように頑張ります。
【第6回『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』結果一覧】
作品賞:『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)
主演男優賞:松岡昌宏(EX系『金曜ナイトドラマ 家政夫のミタゾノ』)
主演女優賞:新垣結衣(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
助演男優賞:星野源(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
助演女優賞:石田ゆり子(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
脚本賞:野木亜紀子(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
新人賞:大谷亮平(TBS系『逃げるは恥だが役に立つ』)
※今回の審査対象は16年10月期にNHKと民放各社で放送されたドラマ計24作品。オリコングループの調査システム「オリコンモニターリサーチ」の登録者を対象にしたドラマ満足度調査「オリコンドラマバリュー」の結果と、ドラマに関する有識者およびマスコミのドラマ・テレビ担当者(審査員)の意見を元に、1月6日に審査会を開催し決定した。(主要3部門以外は審査員投票によって決定)
(コンフィデンス 17年1月23日号掲載)
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2017/01/23