今年、出演した映画『シン・ゴジラ』の大ヒットや主演ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系、毎週水曜 後10:00)も好視聴率をキープするなど、安定した活躍をみせる女優・石原さとみ(29)。ORICON STYLEはこのたび、クリスマスイブでいよいよ30歳を迎える彼女にインタビューを敢行。「すべてが変わった」という20代を振り返り、7日に最終回が放送される『校閲ガール』についても語ってくれた。
周りの目なんて気にせず自分の着たい服を着て、誰にでも臆せず言いたいことを言う。時に落ち込みながらも何事にも信念を持って突き進む主人公・河野悦子(石原)が“校閲”という一見地味な仕事に新風を巻き起こしていく。ドラマではそんな“えっちゃん”を明るく、等身大に好演しているが…。
「悦子はとにかくポジティブですよね。それも、“なんくるないさ〜”精神ではなく、ちゃんと、理性的、論理的に行動ができる。仕事での目標を見据えて『これは無駄なことじゃない』と冷静に仕事と向き合っている。ちゃんと大人として今やるべきこともわかっているし、頭がいい子だと思います」
悦子と較べて自分はどうか。「ネガティブになって、悩んだりすることは今でもよくあります。でも、そんな時はちゃんと悩むようにしているんです。悩みから逃げずに向き合ってちゃんと乗り越えられる人になりたい」。前向きでまっすぐな部分は悦子と重なる。
だが、そんな石原も20代前半には他人の評価を気にして振り回されていた時期があったという。「以前は人の目ばかりを気にしていました。人にどう見られたいかばかり気にして一喜一憂していたんです。こんな発言したら『カッコいい』って思われるんじゃないかとか、こんな服を着ていたらかわいく見られるんじゃないか、とか…。自分の心ではなく人の目を中心に考えて振り回されてたんですよね」。
「でも22〜23歳くらいのときですかね、先輩から『人にどう思われたいかではなく、自分がどうありたいかが大事』と助言されたんです。自分はなにが好きか、どうなりたいか、自分の心にウソをつかないとはどういうことか…。考えて、その後すぐにニューヨークを一人旅して、そこで初めて深呼吸できた気がします。自分自身に、なにが好きかを問う時間、自分の感情や心をみつめなおす時間をもてたのかもしれない。あの時に変われた気がします」と“転機”を明かした。
「それまでは100人いたら100人から好かれようって顔色をうかがっていました。でも自分の心にウソをついて、変に作っていい顔をするより、近くにいる人たちに対して、ウソをつかずにちゃんと大切にしようと思いました」。
葛藤を抱えながら乗り越えた20代を一言で表すなら「変化」。「生活も環境も考え方も、関係性も、人生観も、外見も内面も…すべて変わった。30代は好奇心も大事だけどちゃんと近くの人、家族、友達含めてみんなを大切にしたい。巻き込むんじゃなくて寄り添える人になりたい」と地に足を着けて見据えている。
いよいよ結末を迎える『校閲ガール』は「友達のご両親やお世話になっている年上のみなさんとか、これまで言われてこなかったような方々から『見てるよ』と言われる機会が多いですね。『すごい確率でみてる!』と、びっくりしました」と幅広い世代から支持されるドラマとなった。
20代で大きくジャンプアップした彼女が、30代というネクストステージで魅せる活躍にも期待したい。
■7日放送『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』最終話
『Lassy』編集長の亀井(芳本美代子)から、春の巻頭特集の企画書を書いてプレゼンするように言われた悦子は、森尾(本田翼)から、その企画が認められれば編集部に異動できるチャンスと聞き、大張り切り。しかし悦子がこれまで担当してきた作家で幸人(菅田将暉)の父親でもある本郷(鹿賀丈史)の盗作を告発する文書が届き…。
周りの目なんて気にせず自分の着たい服を着て、誰にでも臆せず言いたいことを言う。時に落ち込みながらも何事にも信念を持って突き進む主人公・河野悦子(石原)が“校閲”という一見地味な仕事に新風を巻き起こしていく。ドラマではそんな“えっちゃん”を明るく、等身大に好演しているが…。
「悦子はとにかくポジティブですよね。それも、“なんくるないさ〜”精神ではなく、ちゃんと、理性的、論理的に行動ができる。仕事での目標を見据えて『これは無駄なことじゃない』と冷静に仕事と向き合っている。ちゃんと大人として今やるべきこともわかっているし、頭がいい子だと思います」
悦子と較べて自分はどうか。「ネガティブになって、悩んだりすることは今でもよくあります。でも、そんな時はちゃんと悩むようにしているんです。悩みから逃げずに向き合ってちゃんと乗り越えられる人になりたい」。前向きでまっすぐな部分は悦子と重なる。
だが、そんな石原も20代前半には他人の評価を気にして振り回されていた時期があったという。「以前は人の目ばかりを気にしていました。人にどう見られたいかばかり気にして一喜一憂していたんです。こんな発言したら『カッコいい』って思われるんじゃないかとか、こんな服を着ていたらかわいく見られるんじゃないか、とか…。自分の心ではなく人の目を中心に考えて振り回されてたんですよね」。
「でも22〜23歳くらいのときですかね、先輩から『人にどう思われたいかではなく、自分がどうありたいかが大事』と助言されたんです。自分はなにが好きか、どうなりたいか、自分の心にウソをつかないとはどういうことか…。考えて、その後すぐにニューヨークを一人旅して、そこで初めて深呼吸できた気がします。自分自身に、なにが好きかを問う時間、自分の感情や心をみつめなおす時間をもてたのかもしれない。あの時に変われた気がします」と“転機”を明かした。
「それまでは100人いたら100人から好かれようって顔色をうかがっていました。でも自分の心にウソをついて、変に作っていい顔をするより、近くにいる人たちに対して、ウソをつかずにちゃんと大切にしようと思いました」。
葛藤を抱えながら乗り越えた20代を一言で表すなら「変化」。「生活も環境も考え方も、関係性も、人生観も、外見も内面も…すべて変わった。30代は好奇心も大事だけどちゃんと近くの人、家族、友達含めてみんなを大切にしたい。巻き込むんじゃなくて寄り添える人になりたい」と地に足を着けて見据えている。
いよいよ結末を迎える『校閲ガール』は「友達のご両親やお世話になっている年上のみなさんとか、これまで言われてこなかったような方々から『見てるよ』と言われる機会が多いですね。『すごい確率でみてる!』と、びっくりしました」と幅広い世代から支持されるドラマとなった。
20代で大きくジャンプアップした彼女が、30代というネクストステージで魅せる活躍にも期待したい。
■7日放送『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』最終話
『Lassy』編集長の亀井(芳本美代子)から、春の巻頭特集の企画書を書いてプレゼンするように言われた悦子は、森尾(本田翼)から、その企画が認められれば編集部に異動できるチャンスと聞き、大張り切り。しかし悦子がこれまで担当してきた作家で幸人(菅田将暉)の父親でもある本郷(鹿賀丈史)の盗作を告発する文書が届き…。
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2016/12/06