「イワイガワ・岩井ジョニ男さん、流れ星・ちゅうえいさん、永野さん…ギャガーの芸人さんたちが、ひたすら流れを無視してボケる姿を生で見たくないですか?」。そんな口説き文句で誘われると“お笑い好き”としては首を縦に振るしかない。それが、中京テレビの人気番組『前略、西東さん』のスピンオフ企画として実施する「ノーセンスユニークボケチャンピオンシップ」の審査員という、身のほど知らずの大役を引き受けたことを意味するとは、舞い上がっていた記者はまだ知らなかった…。
「センスのなさ」をひたすら競う、画期的な賞レースとして立ち上がった「ノーセンスユニークボケチャンピオンシップ」(略称・NUBC)。舞台となる岐阜県のテーマパーク「恵那峡ワンダーランド」には、審査員を務める番組キャラクターの西東さん、アンガールズ・山根良顕、そして記者が昼前に到着した時には、すでにジョニ男、ちゅうえい、永野のほかアイアム野田(鬼ヶ島)、かねきよ勝則(新宿カウボーイ)、くぼた隆政(いち・もく・さん)、サンシャイン池崎、篠宮暁(オジンオズボーン)、田渕章裕(インディアンス)、平野ノラの出場者10名が談笑していた。
聞けば「オープニングでやりたいことがあるから、その話し合いで早めに集合した」のだという。本番がスタートすると、入場時からそれぞれの持ち味を生かしてノーセンスなボケをいつまでも繰り出し続けるメンバーたちに、解説者役のピーマンズスタンダード・南川聡史が「このままやったら、日暮れますから!」と制止しようとするも、暴走は止まらず。果ては、カメラが追いきれないところにまでそれぞれが四方に散らばって走り出したところで、強制終了。芸人たちから放たれるパワーに圧倒されていた記者に、番組スタッフがそっと耳打ちしてきた。「いろんな動きに対応できるように、普通の番組よりもカメラを増やしていたんですけど、あそこまで行くとは…。ただ、かねきよさんが水たまりに顔をうずめて飲み出したのを見て『きょうはイケる!』と思いました」。
異様な熱気に包まれながら始まった本戦。「バーベキュー場での食リポ」と「あひるボートの前での告白」という定番のシチュエーションに対し、出場者たちがボケ倒して「ノーセンスさ」を競うのだが“順番の妙”が作用し、本来は正統派であるはずのジョニ男が、前の芸人たちに触発されて着ていたスーツを脱ぎ捨て“パンツ一枚”になって笑いを取りにいく姿は、このコンテストならではの光景。個人戦でありながらも、それぞれが「あそこで、ああやってボケてくれたから、この番組の流れが見えた」「あの行動は、スタッフさんへの謝罪の意味を込めてのもの。人間性が出ていたね」などと収録の合間に確認し合う様子も、何とも印象的だった。
審査員であることを忘れて笑い続けていると、あっという間に日が暮れて優勝者が決定。帰りのバスの中でも、田渕が全員から1000本ノックのように放たれるボケを次々にツッコミを入れていくなど、疲れ知らずのメンバーたちは終わった後も大盛り上がり。「ノーセンスやるんですか? だったら、絶対に僕も出させてください!」とスタッフに“直訴”する芸人もいたというほどの熱を実感しながらバスを降り、出場者・スタッフにあいさつをしていると、最後に降りてきたジョニ男がぎゅっと手を握りしめてくれた。「きょうは本当にありがとう! また、何かあったらよろしくね」。審査員として何ひとつまともなコメントも残せなかった若造に、温かい言葉をかけてくれるその優しさに胸がいっぱいになった。
■『西東さんプレゼンツ ノーセンスユニークボケチャンピオンシップ』
MC:南川聡史(ピーマンズスタンダード)、平山雅(中京テレビアナウンサー)
審査員:西東さん、山根良顕(アンガールズ)ほか
出演者:アイアム野田(鬼ヶ島)、岩井ジョニ男(イワイガワ)、かねきよ勝則(新宿カウボーイ)、くぼた隆政(いち・もく・さん)、サンシャイン池崎、篠宮暁(オジンオズボーン)、田渕章裕(インディアンス)、ちゅうえい(流れ星)、永野、平野ノラ
※中京テレビの動画視聴アプリ『Chuun』(https://chuun.ctv.co.jp/)にて、見逃し配信を実施中。
「センスのなさ」をひたすら競う、画期的な賞レースとして立ち上がった「ノーセンスユニークボケチャンピオンシップ」(略称・NUBC)。舞台となる岐阜県のテーマパーク「恵那峡ワンダーランド」には、審査員を務める番組キャラクターの西東さん、アンガールズ・山根良顕、そして記者が昼前に到着した時には、すでにジョニ男、ちゅうえい、永野のほかアイアム野田(鬼ヶ島)、かねきよ勝則(新宿カウボーイ)、くぼた隆政(いち・もく・さん)、サンシャイン池崎、篠宮暁(オジンオズボーン)、田渕章裕(インディアンス)、平野ノラの出場者10名が談笑していた。
聞けば「オープニングでやりたいことがあるから、その話し合いで早めに集合した」のだという。本番がスタートすると、入場時からそれぞれの持ち味を生かしてノーセンスなボケをいつまでも繰り出し続けるメンバーたちに、解説者役のピーマンズスタンダード・南川聡史が「このままやったら、日暮れますから!」と制止しようとするも、暴走は止まらず。果ては、カメラが追いきれないところにまでそれぞれが四方に散らばって走り出したところで、強制終了。芸人たちから放たれるパワーに圧倒されていた記者に、番組スタッフがそっと耳打ちしてきた。「いろんな動きに対応できるように、普通の番組よりもカメラを増やしていたんですけど、あそこまで行くとは…。ただ、かねきよさんが水たまりに顔をうずめて飲み出したのを見て『きょうはイケる!』と思いました」。
異様な熱気に包まれながら始まった本戦。「バーベキュー場での食リポ」と「あひるボートの前での告白」という定番のシチュエーションに対し、出場者たちがボケ倒して「ノーセンスさ」を競うのだが“順番の妙”が作用し、本来は正統派であるはずのジョニ男が、前の芸人たちに触発されて着ていたスーツを脱ぎ捨て“パンツ一枚”になって笑いを取りにいく姿は、このコンテストならではの光景。個人戦でありながらも、それぞれが「あそこで、ああやってボケてくれたから、この番組の流れが見えた」「あの行動は、スタッフさんへの謝罪の意味を込めてのもの。人間性が出ていたね」などと収録の合間に確認し合う様子も、何とも印象的だった。
審査員であることを忘れて笑い続けていると、あっという間に日が暮れて優勝者が決定。帰りのバスの中でも、田渕が全員から1000本ノックのように放たれるボケを次々にツッコミを入れていくなど、疲れ知らずのメンバーたちは終わった後も大盛り上がり。「ノーセンスやるんですか? だったら、絶対に僕も出させてください!」とスタッフに“直訴”する芸人もいたというほどの熱を実感しながらバスを降り、出場者・スタッフにあいさつをしていると、最後に降りてきたジョニ男がぎゅっと手を握りしめてくれた。「きょうは本当にありがとう! また、何かあったらよろしくね」。審査員として何ひとつまともなコメントも残せなかった若造に、温かい言葉をかけてくれるその優しさに胸がいっぱいになった。
■『西東さんプレゼンツ ノーセンスユニークボケチャンピオンシップ』
MC:南川聡史(ピーマンズスタンダード)、平山雅(中京テレビアナウンサー)
審査員:西東さん、山根良顕(アンガールズ)ほか
出演者:アイアム野田(鬼ヶ島)、岩井ジョニ男(イワイガワ)、かねきよ勝則(新宿カウボーイ)、くぼた隆政(いち・もく・さん)、サンシャイン池崎、篠宮暁(オジンオズボーン)、田渕章裕(インディアンス)、ちゅうえい(流れ星)、永野、平野ノラ
※中京テレビの動画視聴アプリ『Chuun』(https://chuun.ctv.co.jp/)にて、見逃し配信を実施中。
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2016/11/13