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作詞家・売野雅勇氏&荻野目洋子、「六本木純情派」振り返る

 作詞家の売野雅勇氏が29日、都内で著書『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代 疾走の日々』(朝日新聞出版)出版記念トークショー前にマスコミ向けの取材会を行った。会場には歌手の荻野目洋子も駆けつけ、売野氏が作詞を手がけ、荻野の代表曲となった「六本木純情派」について振り返った。

大ヒット曲「六本木純情派」について振り返った(左から)売野雅勇氏、荻野目洋子 (C)ORICON NewS inc.

大ヒット曲「六本木純情派」について振り返った(左から)売野雅勇氏、荻野目洋子 (C)ORICON NewS inc.

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 中森明菜の「少女A」、チェッカーズ「涙のリクエスト」、郷ひろみ「2億4千万の瞳」など数々のヒット曲を手がけてきた売野氏。これまで携わった楽曲は「1500曲くらい。最初の2年半で800曲を書いた」といい、「あの時は忙しい時期。最初1年は会社にも務めていたのでバカみたいだった。よく会社に行っていたな」と多忙の日々を回顧。

 1986年に発売された「六本木純情派」はデモテープを聞いた時点で構想が浮かんだようで「楽曲がマイナーのロックだったので、すごく得意だから自信があった。ディレクターの前で『絶対にヒットさせます』と言ったけど、本当にそう思っていた。絶対大当たりすると思った。すごく慎重に書きましたが、時間はかからなかった」と回想した。

 作詞は荻野目の声をイメージして書き、「曲は遊んでいる感じだけど『ちょっと六本木のノリについていけない私がいる』という、荻野目洋子という存在のある種のアピールだった」と明かし、「“見掛け倒しでゴメンネ”という感じを上手に歌えている」とほめた。

 当時10代だった荻野目だが、「最初からインパクトを感じた。歌ってみるとノリがいい」と話す一方で、「六本木で遊んだこともなかった。当時は悪いイメージだったので、聞いてその世界観に入る感じでしたね」と話した。

 同書は売野氏の自伝となっており、名曲誕生の秘話をはじめ「おもしろい時代だった。生きていてよかった」と話す1980年代を語っている。

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  • 大ヒット曲「六本木純情派」について振り返った(左から)売野雅勇氏、荻野目洋子 (C)ORICON NewS inc.
  • 著書『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代 疾走の日々』出版記念トークショーに登場した荻野目洋子 (C)ORICON NewS inc.
  • 著書『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代 疾走の日々』出版記念トークショーに登場した(左から)売野雅勇氏、荻野目洋子 (C)ORICON NewS inc.
  • 著書『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代 疾走の日々』出版記念トークショーに登場した(左から)売野雅勇氏、荻野目洋子 (C)ORICON NewS inc.
  • 著書『砂の果実 80年代歌謡曲黄金時代 疾走の日々』出版記念トークショーに登場した売野雅勇氏 (C)ORICON NewS inc.

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