昨今、アニメソングを歌うシンガーたちの躍進が止まらない。なかでも、先日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で迫力のパフォーマンスを見せた藍井エイルは、まさに“ブレイク前夜”といったところ。もはやアニソンにとどまらない活躍ぶりが注目されている。
◆新曲「翼」が音楽配信サイトで軒並み1位を獲得
“アニソンの歌姫”という枠を超え、音楽シーンを代表するアーティストへ。彼女はいま、本格的なブレイクに近づきつつあるようだ。
藍井エイルの新曲「翼」(TBS系アニメ『アルスラーン戦記 風塵乱舞』オープニング)が大きな注目を集めている。7月17日から先行配信が開始されたこの曲は、iTunes、レコチョク、mora、オリコンミュージックストアなどの音楽配信サイトで1位を獲得し、自身最高記録となる19冠を達成。さらに7月22日に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でも同曲を披露し、「もっと聴きたくなる歌声」「命削って歌ってる感じがたまらん」「衣装も素敵」などSNSでも話題となった。番組内では“アニソン界の新歌姫”と紹介されていたが、起伏の激しいメロディを表情豊かに描き出すボーカル、クールビューティ系のルックスは幅広い視聴者に強くアピールしたはずだ。
◆圧倒的な歌唱力を武器に、往年のJ-ROCKの歌唱も
2011年にアニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマ「MEMORIA」でデビューを果たした藍井エイル。その魅力の中心はやはり、圧倒的な歌唱力だろう。学生時代はロックバンドで活動していた彼女は、デビュー以降のライブ活動のなかで、強烈なダイナミズムと繊細な表現力を共存させたボーカルスタイルを進化させてきた。
シングル作品に「BREAK OUT!」(相川七瀬)、「春〜Spring〜」(Hysteric Blue)、「深い森」(Do As Infinity)といったJ-ROCKのカバーを収録しているのも、彼女自身のルーツを伝えるとともに、幅広い層のリスナーに訴求するポイントになっている。また、デビュー当初のビジュアルでは顔を半分隠すなど、ミステリアスでクールというイメージを押し出したことも、他の女性シンガーとは一線を画す、独自の存在感へと結びついたようだ。
◆一般層でも知名度アップ、世界13ヵ国でライブも開催
3rdアルバム『D’AZUR』がオリコン週間ランキングで4位を記録。さらに2015年11月に初の日本武道館公演を成功させ、水樹奈々、LiSAなどに続くアニソン界の新星としてのポジションを獲得した藍井は、情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)、音楽特番『音楽の日×CDTV朝まで夏フェス!2016』(TBS系)に出演するなど、今年に入ってからアニソンの枠を超えた活動を活性化。強さ、カッコ良さを押し出した緊張感あふれるパフォーマンスは“既存のアニソンシンガーやアイドルとはまったく違う、新しい個性”として認知され、彼女の知名度を大きく引き上げることにつながった。ドラマティックな旋律と疾走するサウンド、切実なメッセージ性を兼ね備え、藍井エイルの魅力をバランスよく引き出す新曲「翼」は、本格的ブレイクの直接的なきっかけとなるはずだ。
これまでに日本を含め世界13ヵ国でライブを行い、7月24日には上海で開催された中国最大級の音楽イベント『Bilibili Macro Link 2016』で約1万人規模のライブを繰り広げるなど海外での人気も高い藍井は、10月19日に初のベストアルバム『BEST-E-』『BEST-A-』のリリースを控えている。「IGNITE」「ラピスラズリ」「シリウス」などの全シングルのほか人気曲を網羅、さらに新曲も1曲ずつ収録される本作は、デビュー5周年の集大成であることはもちろん、これから彼女の音楽を知るリスナーにとって最適な入門編となるはず。さらなる飛躍の時期を迎えた彼女への注目度は、ここからさらに高まっていくだろう。
(文/森朋之)
◆新曲「翼」が音楽配信サイトで軒並み1位を獲得
“アニソンの歌姫”という枠を超え、音楽シーンを代表するアーティストへ。彼女はいま、本格的なブレイクに近づきつつあるようだ。
藍井エイルの新曲「翼」(TBS系アニメ『アルスラーン戦記 風塵乱舞』オープニング)が大きな注目を集めている。7月17日から先行配信が開始されたこの曲は、iTunes、レコチョク、mora、オリコンミュージックストアなどの音楽配信サイトで1位を獲得し、自身最高記録となる19冠を達成。さらに7月22日に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)でも同曲を披露し、「もっと聴きたくなる歌声」「命削って歌ってる感じがたまらん」「衣装も素敵」などSNSでも話題となった。番組内では“アニソン界の新歌姫”と紹介されていたが、起伏の激しいメロディを表情豊かに描き出すボーカル、クールビューティ系のルックスは幅広い視聴者に強くアピールしたはずだ。
◆圧倒的な歌唱力を武器に、往年のJ-ROCKの歌唱も
2011年にアニメ『Fate/Zero』のエンディングテーマ「MEMORIA」でデビューを果たした藍井エイル。その魅力の中心はやはり、圧倒的な歌唱力だろう。学生時代はロックバンドで活動していた彼女は、デビュー以降のライブ活動のなかで、強烈なダイナミズムと繊細な表現力を共存させたボーカルスタイルを進化させてきた。
シングル作品に「BREAK OUT!」(相川七瀬)、「春〜Spring〜」(Hysteric Blue)、「深い森」(Do As Infinity)といったJ-ROCKのカバーを収録しているのも、彼女自身のルーツを伝えるとともに、幅広い層のリスナーに訴求するポイントになっている。また、デビュー当初のビジュアルでは顔を半分隠すなど、ミステリアスでクールというイメージを押し出したことも、他の女性シンガーとは一線を画す、独自の存在感へと結びついたようだ。
◆一般層でも知名度アップ、世界13ヵ国でライブも開催
3rdアルバム『D’AZUR』がオリコン週間ランキングで4位を記録。さらに2015年11月に初の日本武道館公演を成功させ、水樹奈々、LiSAなどに続くアニソン界の新星としてのポジションを獲得した藍井は、情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)、音楽特番『音楽の日×CDTV朝まで夏フェス!2016』(TBS系)に出演するなど、今年に入ってからアニソンの枠を超えた活動を活性化。強さ、カッコ良さを押し出した緊張感あふれるパフォーマンスは“既存のアニソンシンガーやアイドルとはまったく違う、新しい個性”として認知され、彼女の知名度を大きく引き上げることにつながった。ドラマティックな旋律と疾走するサウンド、切実なメッセージ性を兼ね備え、藍井エイルの魅力をバランスよく引き出す新曲「翼」は、本格的ブレイクの直接的なきっかけとなるはずだ。
これまでに日本を含め世界13ヵ国でライブを行い、7月24日には上海で開催された中国最大級の音楽イベント『Bilibili Macro Link 2016』で約1万人規模のライブを繰り広げるなど海外での人気も高い藍井は、10月19日に初のベストアルバム『BEST-E-』『BEST-A-』のリリースを控えている。「IGNITE」「ラピスラズリ」「シリウス」などの全シングルのほか人気曲を網羅、さらに新曲も1曲ずつ収録される本作は、デビュー5周年の集大成であることはもちろん、これから彼女の音楽を知るリスナーにとって最適な入門編となるはず。さらなる飛躍の時期を迎えた彼女への注目度は、ここからさらに高まっていくだろう。
(文/森朋之)
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2016/07/30