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坂本冬美、向井理主演ドラマの主題歌に起用「なぜ私だったのでしょう」

 演歌歌手の坂本冬美が7月8日にスタートする向井理主演のTBS系連続ドラマ『神の舌を持つ男』(毎週金曜 後10:00)の主題歌に起用された。演出の堤幸彦氏から「ど真ん中の演歌をやっていただきたい」と“直接指名”を受けて完成した新曲「女は抱かれて鮎になる」(8月17日発売)をひっさげ、ドラマ出演も実現させた。

向井理(左)主演ドラマ『神の舌を持つ男』の主題歌を担当する坂本冬美(中央)と堤幸彦監督 (C)TBS

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 同ドラマは、舌にのせたものをガスクロマトグラフィーばりに分析する能力“絶対舌感”を持つ主人公・朝永蘭丸(向井)と、2時間サスペンスドラママニア、甕棺墓光(かめかんぼ・ひかる/木村文乃)、二人のツッコミ役としてまとめる宮沢寛治(佐藤二朗)らひょんなことから知り合った3人の男女が、一台のボロ車に乗って温泉宿で寝食を共にしながら謎の温泉芸者“ミヤビ”を探し求めて、日本全国を旅するコミカルミステリー。

 1972年4月クールに放送を開始した同局の『金曜ドラマ』枠で演歌が主題歌となるのは珍しく、資料が残っている1990年以降では初めてのこと。異例の起用に坂本は「夢のようです。ましてや主演は向井理さんですよ!本当に光栄なことです。でもなぜ私だったのでしょう」と信じられない様子でコメント。

 坂本の出演シーンは千葉県のとある山奥で行われ、12人の花柳社中が参加し、鮎のイラストをあしらった扇子で舞う社中をバックに、坂本が舞い踊った。向井、木村、佐藤との対面を果たし「思い切り楽しんでやりました。今年芸能生活30周年なのですが一番のサプライズで、これ以上のものはもう暮れまで出てこないと思います」と感激した。

 向井は「温泉を巡るドラマにふさわしい曲で、聴いていると各地の撮影場所を思い出すように、情景が浮かんできます」と太鼓判。「一言で表すことが難しいドラマですが、坂本さんの曲を聞くことでドラマの世界観がはっきりします。これまで撮影してきた映像とのコラボレーションが楽しみです」と期待していた。

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  • 向井理(左)主演ドラマ『神の舌を持つ男』の主題歌を担当する坂本冬美(中央)と堤幸彦監督 (C)TBS
  • キャスト(左から)佐藤二朗、向井理、坂本冬美、木村文乃、堤幸彦監督 (C)TBS

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