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東出昌大、初コメディーで三枚目キャラ ヘタレ役に「全力投球」

 福満しげゆき氏の漫画を実写化した映画『ヒーローマニア-生活-』(7日より公開中)で、コメディーに初挑戦した俳優・東出昌大。これまでの“好青年”のイメージを覆し、本作では“ヘタレ”キャラを体当たりで熱演。弱そうに見える走り方を研究するなど、今までにないキャラクターを演じ、「全力投球でバカバカしいことをやりました。くだらなくて面白い。映画を観終わったときに嫌な気が1つもしない作品になった」と飾らない言葉で手応えをにじませる。

映画『ヒーローマニア-生活-』に主演する東出昌大 (C)ORICON NewS inc.

映画『ヒーローマニア-生活-』に主演する東出昌大 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、町の小悪人たちを撃退する自警団を結成した青年たちが、さまざまな戦いを経て成長していく物語。自警団の頼りないリーダー・中津を東出が演じるほか、窪田正孝小松菜奈片岡鶴太郎船越英一郎山崎静代南海キャンディーズ)らが出演する。

 映画のなかの東出は、走り方がとにかくダサい。「体育の成績は1か2で、コンプレックスの塊だったんだろうな」という背景を考えて研究したといい、スタイルの良さがわからなくなるほど“ヘタレ”に徹している。

 「お笑い芸人さんみたいな笑わせる必殺技はないけれど、台本を読んでいるときからクスってなるところはありました。中津の一生懸命さがあれば観ているだけで笑ってもらえる。この動きで笑わせようっていう考えはなくて、中津らしい居住まいをしてそれを観て笑ってもらいたかった」。

 同作の撮影前には舞台を経験している。映像向けではない芝居を体感し、撮影現場ではいい変化が生まれたと実感できた。

 「芝居の本質は変わらないけれど、舞台は遠くの席から観るので、いくら感情の動きがあっても表現で見えていてないと意味がない。それを経験してから、この現場で『表現を抑えて』って言われたことがあります。『もっと表現を大きくして』って言われることはあっても、『抑えて』はなかった。今までとは違う経験でした」。

 メガホンをとった豊島圭介監督いわく、東出は「スター性のある天然」。自身でも「マイペースで頑固。それが天然に映るみたいです。人の話を聞いていなくて天然って言われることもある」と分析。中津のような“三枚目キャラ”と素顔の東出は程遠い気もするが、案外似ている部分があるのかもしれない。

 「映画のなかで、鴨居に頭をぶつけるシーンがあるのですが、(高身長ならではの)“あるある”です。この前も古民家を借りてロケしていたときにぶつけてしまって、大げさに『いってー』ってやっていたら誰にも気づかれていなかった。自意識みたいなものも、身長が大きすぎると大きくなるのかもしれないですね」。

ヘアメイク:勇見勝彦(THYMON Inc.)
スタイリスト:檜垣健太郎(little friends)

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  • 映画『ヒーローマニア-生活-』に主演する東出昌大 (C)ORICON NewS inc.
  • コメディー作品に初挑戦した (C)ORICON NewS inc.

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