俳優の松田龍平、女優の前田敦子が9日、都内で行われた映画『モヒカン故郷に帰る』の初日舞台あいさつに出席。劇中で恋人役を務めた二人は、大勢の観客を前に物語のクライマックスとなる結婚式のシーンを振り返った。

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　同作は、広島の瀬戸内海にたたずむ四島を舞台に、結婚報告のため恋人と共に数年ぶりに実家に戻った息子が、父や母、弟とともに繰り広げる悲喜こもごもあふれる愛情が詰まった家族の物語。結婚式のシーンは島民総出で行われ、アットホームな雰囲気のなか、撮影が行われた。

　ウェディングドレスに身を包み、撮影に臨んだ前田は「純白だったのでうれしかったです。着てみたいと女性は思うものですからね」とにっこり。「結婚式の環境がすてき。手作りで100歳のエキストラの方も参加してくださって『きれい』『かわいいね』と言われてうれしかったです」と満足げに話した。

　松田も「すてきだなと思いましたね」と前田の花嫁姿に惚れぼれした様子で「あのシーンが本当によかった。アットホームというか、こういう結婚式って多分なかなかないだろうなという雰囲気で、すてきでした」と撮影の充実感をにじませた。

　舞台あいさつにはそのほか、柄本明、もたいまさこ、千葉雄大、沖田修一監督が出席した。