JAXAの宇宙飛行士・野口聡一氏が2日、東京・米国大使公邸で行われた映画『オデッセイ』(2月5日公開)特別試写会に出席。会場に集まった大学・高校生らから「困難の乗り越え方」を聞かれ、「自分の能力を信じて冷静にいること、仲間と頑張ること」と自身の経験を踏まえた2つを伝えた。
野口氏は「大事なことは2つある。1つは自分の能力を信じて冷静にいること。焦ってしまってできることもできなくなってしまうのは避けたい。まずは落ち着いて今できることをやっていく」と話し、「もう1つは仲間と頑張ること。映画でもチームワークが描かれている。宇宙飛行も全く一緒で、宇宙で船外活動をしているときもみんなが支えてくれるからこそ乗り越えられる」と語った。
事故が起きたときの対処を巡る質問には、考えた様子を見せながらも「初めて宇宙に行く直前にコロンビア事故(コロンビア号空中分解事故)が起こりました。その後のフライトで、私の船長が『行きと同じ人数で帰ってくるのが最大の目的』と言っていた。リーダーは難しい決断をしないといけないけれど、僕はそのことがすごく心に残っています」と感銘を受けた言葉を紹介した。
試写会には、元宇宙飛行士の山崎直子氏、NASA チーフ宇宙飛行士のクリストファー・キャシディ氏、NASA 宇宙飛行士のマイケル・E・フォッサム氏も同席。会場に集まった高校生、大学生らから質問が寄せられ、真摯に向かい合って交流を深めていた。
同作は、NASAの全面協力のもと、火星に一人ぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描く。主人公をマット・デイモンが演じ、第88回アカデミー賞で、作品賞や主演男優賞など、7部門にノミネートされている。
野口氏は「大事なことは2つある。1つは自分の能力を信じて冷静にいること。焦ってしまってできることもできなくなってしまうのは避けたい。まずは落ち着いて今できることをやっていく」と話し、「もう1つは仲間と頑張ること。映画でもチームワークが描かれている。宇宙飛行も全く一緒で、宇宙で船外活動をしているときもみんなが支えてくれるからこそ乗り越えられる」と語った。
事故が起きたときの対処を巡る質問には、考えた様子を見せながらも「初めて宇宙に行く直前にコロンビア事故(コロンビア号空中分解事故)が起こりました。その後のフライトで、私の船長が『行きと同じ人数で帰ってくるのが最大の目的』と言っていた。リーダーは難しい決断をしないといけないけれど、僕はそのことがすごく心に残っています」と感銘を受けた言葉を紹介した。
試写会には、元宇宙飛行士の山崎直子氏、NASA チーフ宇宙飛行士のクリストファー・キャシディ氏、NASA 宇宙飛行士のマイケル・E・フォッサム氏も同席。会場に集まった高校生、大学生らから質問が寄せられ、真摯に向かい合って交流を深めていた。
同作は、NASAの全面協力のもと、火星に一人ぼっちで取り残された宇宙飛行士の運命を描く。主人公をマット・デイモンが演じ、第88回アカデミー賞で、作品賞や主演男優賞など、7部門にノミネートされている。
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2016/02/02