昨年11月30日に多臓器不全のため亡くなった水木しげるさん(享年・93)の『お別れの会』が31日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。俳優の向井理、女優の松下奈緒、タレントのウエンツ瑛士ら著名人、関係者と一般弔問者など約7800人が参列した。
水木さんの短編漫画『丸い輪の世界』をイメージした祭壇には、ユリ、ストレチア、ダリアなどの花で彩られ、2010年に生誕88年を記念して出版された『屁のような人生』(角川書店)の口絵写真が遺影として使用された。戒名は「大満院釋導茂(だいまんいんしゃくどうも)」。弔辞は声優の野沢雅子、漫画家のさいとうたかを氏、編集者の松田哲夫氏が読み上げた。
献花後には、囲み取材が行われ参列した著名人たちがそれぞれ対応。故人との最期の別れを惜しんだ。主なコメントは以下の通り。
野沢雅子
(アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で主人公・鬼太郎の声優)
「先生は妖怪とお話しできる方だから、亡くなったって思ってない。私たちが行けない妖怪の場所で、自由に遊んでたくさん作品を描いてらっしゃるんじゃないかな。(アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で)鬼太郎くんと出会えて、本当に幸せだった。今のアニメブームは、鬼太郎くんがきっかけを作ったと思っているので、私は一緒に過ごせて本当にうれしいです」
浅野忠信
(CMで『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男役)
「CMでたまたまねずみ男の役をやらせてもらったので『そういう機会をいただいたこと、感謝してます』と伝えました。ねずみ男はとても良いキャラクターなので、好きです。(水木さんから)本当にたくさんの夢を与えていただいたので、僕たちもそれをきちんと受けとめて、子どもたちに伝えていけたらなと思います」
ウエンツ瑛士
(実写映画『ゲゲゲの鬼太郎』で鬼太郎役)
「本当に愛情あふれる、あったかいお別れの会でした。作品の力もそうですけど、これだけ愛される作品(映画『ゲゲゲの鬼太郎』で主演)に参加させていただいたことを感謝してます。映画が出来上がった時に、水木先生の第一声が「カッコ良すぎるな」って言われたので、最初はちょっと面を食らいました。水木先生の生き方なり、いろんな遺志をこの場で感じることができたので、少しでもそういう気持ちを汲んで、これからの人生をまい進していきたいと思います」
向井理
(朝ドラ『ゲゲゲの女房』で水木さん役)
「本当に不死身のような人だと思っていたので、一報を聞いた時に信じられなかった。今もこうやって会に参加してるんですけど、どこかに漂ってるんじゃないかという水木さんの雰囲気を感じている。(朝ドラの)クランクイン数日前に水木先生のところにお邪魔させていただいた時に、一言だけ『好きなようにやりなさい』と言ってくれた。自分が今まで抱えていた不安とか葛藤みたいなことが、その一言で吹き飛んだ。あちらの世界でも、自由に甘いものを食べて好きなだけ寝て、笑って過ごしてくれたら」
松下奈緒
(朝ドラ『ゲゲゲの女房』で水木さん夫人・布枝さん役)
「布枝さんに、どんなお言葉をかけていいかわからなかったんですが、水木先生がどこからか、大好きな奥様のことを見てくださっているんじゃないかなと思うと、涙が出そうでしたけどこらえることができました。5年前、10ヶ月だけでしたけど(ドラマの中で)水木しげるさんという方の妻に一瞬でもなれたことを、本当にすてきな経験をさせていただいたなと思っています。どこにいらっしゃっても、大好きな漫画と奥様のことをいつまでも見守っていてください。私も恥じないように頑張りたいと思います」
水木さんの短編漫画『丸い輪の世界』をイメージした祭壇には、ユリ、ストレチア、ダリアなどの花で彩られ、2010年に生誕88年を記念して出版された『屁のような人生』(角川書店)の口絵写真が遺影として使用された。戒名は「大満院釋導茂(だいまんいんしゃくどうも)」。弔辞は声優の野沢雅子、漫画家のさいとうたかを氏、編集者の松田哲夫氏が読み上げた。
献花後には、囲み取材が行われ参列した著名人たちがそれぞれ対応。故人との最期の別れを惜しんだ。主なコメントは以下の通り。
野沢雅子
(アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で主人公・鬼太郎の声優)
「先生は妖怪とお話しできる方だから、亡くなったって思ってない。私たちが行けない妖怪の場所で、自由に遊んでたくさん作品を描いてらっしゃるんじゃないかな。(アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で)鬼太郎くんと出会えて、本当に幸せだった。今のアニメブームは、鬼太郎くんがきっかけを作ったと思っているので、私は一緒に過ごせて本当にうれしいです」
浅野忠信
(CMで『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男役)
「CMでたまたまねずみ男の役をやらせてもらったので『そういう機会をいただいたこと、感謝してます』と伝えました。ねずみ男はとても良いキャラクターなので、好きです。(水木さんから)本当にたくさんの夢を与えていただいたので、僕たちもそれをきちんと受けとめて、子どもたちに伝えていけたらなと思います」
ウエンツ瑛士
(実写映画『ゲゲゲの鬼太郎』で鬼太郎役)
「本当に愛情あふれる、あったかいお別れの会でした。作品の力もそうですけど、これだけ愛される作品(映画『ゲゲゲの鬼太郎』で主演)に参加させていただいたことを感謝してます。映画が出来上がった時に、水木先生の第一声が「カッコ良すぎるな」って言われたので、最初はちょっと面を食らいました。水木先生の生き方なり、いろんな遺志をこの場で感じることができたので、少しでもそういう気持ちを汲んで、これからの人生をまい進していきたいと思います」
向井理
(朝ドラ『ゲゲゲの女房』で水木さん役)
「本当に不死身のような人だと思っていたので、一報を聞いた時に信じられなかった。今もこうやって会に参加してるんですけど、どこかに漂ってるんじゃないかという水木さんの雰囲気を感じている。(朝ドラの)クランクイン数日前に水木先生のところにお邪魔させていただいた時に、一言だけ『好きなようにやりなさい』と言ってくれた。自分が今まで抱えていた不安とか葛藤みたいなことが、その一言で吹き飛んだ。あちらの世界でも、自由に甘いものを食べて好きなだけ寝て、笑って過ごしてくれたら」
松下奈緒
(朝ドラ『ゲゲゲの女房』で水木さん夫人・布枝さん役)
「布枝さんに、どんなお言葉をかけていいかわからなかったんですが、水木先生がどこからか、大好きな奥様のことを見てくださっているんじゃないかなと思うと、涙が出そうでしたけどこらえることができました。5年前、10ヶ月だけでしたけど(ドラマの中で)水木しげるさんという方の妻に一瞬でもなれたことを、本当にすてきな経験をさせていただいたなと思っています。どこにいらっしゃっても、大好きな漫画と奥様のことをいつまでも見守っていてください。私も恥じないように頑張りたいと思います」
コメントする・見る
2016/01/31