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震災後のふくしま“光と影” 実話をもとにアニメ制作

 東日本大震災から5年が経とうとする中、福島県で、地方自治体としては初となる実話を基にしたオムニバスドキュメンタリーアニメーションを制作するプロジェクト『みらいへの手紙〜この道の途中から〜』が始動した。

復興に向かう福島県の“光と影”を伝えるアニメーションを制作(左から)箭内道彦氏、内堀雅雄福島県知事、浅尾芳宣氏(福島ガイナックス)

復興に向かう福島県の“光と影”を伝えるアニメーションを制作(左から)箭内道彦氏、内堀雅雄福島県知事、浅尾芳宣氏(福島ガイナックス)

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 8日に福島県三春町にある福島ガイナックスで開催された制作発表会には、内堀雅雄県知事、福島県クリエイティブディレクターの箭内道彦氏(郡山市出身)、福島ガイナックス代表取締役の浅尾芳宣氏(福島市出身)が登壇。内堀県知事からは、「現在の福島にある『光と影』の両面を伝えたい」というプロジェクトの目的と、世代や国境を越えて直感的に伝わるアニメという手法を選んだ理由が説明された。

 箭内氏からは、「光と影」の要素を表現するコンセプトに基づき、当初あがっていた2案を組み合わせて『みらいへの手紙〜この道の途中から〜』というプロジェクト名が生まれた経緯などが明かされた。

 アニメーション制作を手がける福島ガイナックスは、人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の制作会社が三春町に設立した会社。浅尾社長からは登場キャラクターなどが描かれたイメージ画が披露された。

 アニメに登場するのは、実在の仮設住宅の壁などに絵を描く「がれきに花を咲かせようプロジェクト」に取り組む保原高美術部の生徒や、復興支援のため川内村にやってきた女性など、すべて実在の人物。彼・彼女らを主人公とした実話に基づく2分の短編10本を作り、2月に東京・秋葉原で完成披露会、その後、全国での試写会が行われる予定。

 今後のイベントの予定や制作されたエピソードは、特設サイトで公開していく。

■公式サイト
http://miraitegami.jp/?utm_source=press&utm_medium=banner&utm_campaign=201601

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  • 復興に向かう福島県の“光と影”を伝えるアニメーションを制作(左から)箭内道彦氏、内堀雅雄福島県知事、浅尾芳宣氏(福島ガイナックス)
  • 発表されたイメージボードの一例
  • 2月に東京で完成披露予定
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  • みらいへの手紙

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