新年早々、出演したドラマが立て続けに放送される女優の仲里依紗(26)。1月2日にNHKで放送されたスペシャルドラマ『富士ファミリー』、9日スタートのNHK土曜ドラマ『逃げる女』(毎週土曜 後10:00、全6回)では主役の水野美紀と逃避行する殺人を犯した謎の女性を演じ、そしてMBS・TBS系新春ドラマ特別企画『最高のオヤコ』が10日(後9:00)に放送される。
2013年に第1子出産後、半年ほどで女優復帰し、その後もコンスタントに仕事を続けているが、出産後に心境の変化は確かにあったようで、「ゆっくり人生を歩んでいこうと思えるようになった」という。
「若い時は毎日、休みなく、寝る時間もないくらい働いていた時期があったから、出産で仕事をセーブすることに不安を覚えた時期もありました。ドラマや映画に出続けていないと駄目なんじゃないかといった葛藤があったんですけど、いまは仕事もゆっくり一つひとつちゃんと向き合っていったほうが、自分のためにもなるし、作品もいいものになる、そう考えるようになりました」。
昨年は「役の振り幅を広げたいと思って」と、WOWOWの『連続ドラマW テミスの求刑』で検察事務官を熱演。さらに、めぐってきたのが10日に放送される『最高のオヤコ』での喜劇の女王・藤山直美との共演だ。商店街の小さな居酒屋を営みながら、女手ひとつで娘を育ててきた母と、その娘を演じる。
「藤山さんと共演すると言うだけで、いろいろな方からうらやましがられました(笑)。20代の女優とはあまり共演しないと聞いていたので少しプレッシャーはありましたが、ご一緒できるというだけで楽しみでしたし、自分のモチベーションが上がるのを実感できたのですごくうれしかったです」。
藤山は、3歳のときに父親で喜劇俳優の故藤山寛美さんと一緒にテレビ初出演して以来、父と同じ道を進み、現在も舞台を中心に活躍。連続テレビ小説『芋たこなんきん』(2006年後期)ではヒロインを演じてお茶の間の人気を博した。
「藤山さんは現場で常に笑っていました。『おはようございます』から『お疲れ様』まで、メイクをしながらもずっと笑っていました。自分の両親よりも藤山さんは年上なのですが、エネルギッシュで全然パワーが違います。豪快にお酒を飲むイメージを勝手に抱いていたのですが、実際はお酒が全く飲めなくて、ものすごく健康に気をつけている方で、手作り青汁をゴクゴク飲んでいました。私もお酒が飲めないし、健康志向なので、“親子”なのかなって思いました(笑)」。
そんな藤山の仕事ぶりを目の当たりにして得るものは大きかった。「役者としてステージを上げていかないといけない時期、自分から何か変えたいと思っていました。そんな時に藤山さんとの共演という貴重な経験をさせていただきました。いい親子の感じが出せたと思うし、自信を持って履歴書に書ける作品になりました」。
■MBS・TBS系 新春ドラマ特別企画『最高のオヤコ』(1月10日 後9:00)
みどり(藤山)は、商店街で居酒屋を営む、底抜けに明るい働き者。大学の建築学科に通う娘・さゆみ(仲)を女手ひとつで育ててきた。みどりにとっては自慢の娘だが、卒業後の就職先が見つからず、さゆみの顔は浮かない。のん気に励ますみどりの態度に反抗的な口の利き方をしてしまい、大げんかもしばしば。そんな中、みどりが売るおにぎりのテレビ取材をきっかけに、22年前に別れたさゆみの父親でもある修一(榎木孝明)が店を訪ねてくる。一方でさゆみは彼氏の淳平(市川知宏)にすすめられ、高額な学費をともなう留学話が現実味を帯びてくる。娘の幸せために大勝負に出る母と、母への感謝と将来の夢との間で揺れる娘の物語を、愛情とユーモアたっぷりに描く人情喜劇。ほかに賀来千香子、六平直政、小倉久寛らが出演。
■番組ホームページ
http://www.mbs.jp/saiko-oyako/
2013年に第1子出産後、半年ほどで女優復帰し、その後もコンスタントに仕事を続けているが、出産後に心境の変化は確かにあったようで、「ゆっくり人生を歩んでいこうと思えるようになった」という。
「若い時は毎日、休みなく、寝る時間もないくらい働いていた時期があったから、出産で仕事をセーブすることに不安を覚えた時期もありました。ドラマや映画に出続けていないと駄目なんじゃないかといった葛藤があったんですけど、いまは仕事もゆっくり一つひとつちゃんと向き合っていったほうが、自分のためにもなるし、作品もいいものになる、そう考えるようになりました」。
昨年は「役の振り幅を広げたいと思って」と、WOWOWの『連続ドラマW テミスの求刑』で検察事務官を熱演。さらに、めぐってきたのが10日に放送される『最高のオヤコ』での喜劇の女王・藤山直美との共演だ。商店街の小さな居酒屋を営みながら、女手ひとつで娘を育ててきた母と、その娘を演じる。
「藤山さんと共演すると言うだけで、いろいろな方からうらやましがられました(笑)。20代の女優とはあまり共演しないと聞いていたので少しプレッシャーはありましたが、ご一緒できるというだけで楽しみでしたし、自分のモチベーションが上がるのを実感できたのですごくうれしかったです」。
藤山は、3歳のときに父親で喜劇俳優の故藤山寛美さんと一緒にテレビ初出演して以来、父と同じ道を進み、現在も舞台を中心に活躍。連続テレビ小説『芋たこなんきん』(2006年後期)ではヒロインを演じてお茶の間の人気を博した。
「藤山さんは現場で常に笑っていました。『おはようございます』から『お疲れ様』まで、メイクをしながらもずっと笑っていました。自分の両親よりも藤山さんは年上なのですが、エネルギッシュで全然パワーが違います。豪快にお酒を飲むイメージを勝手に抱いていたのですが、実際はお酒が全く飲めなくて、ものすごく健康に気をつけている方で、手作り青汁をゴクゴク飲んでいました。私もお酒が飲めないし、健康志向なので、“親子”なのかなって思いました(笑)」。
そんな藤山の仕事ぶりを目の当たりにして得るものは大きかった。「役者としてステージを上げていかないといけない時期、自分から何か変えたいと思っていました。そんな時に藤山さんとの共演という貴重な経験をさせていただきました。いい親子の感じが出せたと思うし、自信を持って履歴書に書ける作品になりました」。
■MBS・TBS系 新春ドラマ特別企画『最高のオヤコ』(1月10日 後9:00)
みどり(藤山)は、商店街で居酒屋を営む、底抜けに明るい働き者。大学の建築学科に通う娘・さゆみ(仲)を女手ひとつで育ててきた。みどりにとっては自慢の娘だが、卒業後の就職先が見つからず、さゆみの顔は浮かない。のん気に励ますみどりの態度に反抗的な口の利き方をしてしまい、大げんかもしばしば。そんな中、みどりが売るおにぎりのテレビ取材をきっかけに、22年前に別れたさゆみの父親でもある修一(榎木孝明)が店を訪ねてくる。一方でさゆみは彼氏の淳平(市川知宏)にすすめられ、高額な学費をともなう留学話が現実味を帯びてくる。娘の幸せために大勝負に出る母と、母への感謝と将来の夢との間で揺れる娘の物語を、愛情とユーモアたっぷりに描く人情喜劇。ほかに賀来千香子、六平直政、小倉久寛らが出演。
■番組ホームページ
http://www.mbs.jp/saiko-oyako/
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2016/01/08