あす18日に世界同時公開される人気映画シリーズの最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(日本では同日午後6時30分全国一斉公開)。先日、来日したJ.J.エイブラムス監督がORICON STYLEのインタビューに応じた。
エイブラムス監督は、映画とテレビ、どちらの分野でも活躍し、監督のみならず、製作者、脚本家としての才能をあわせもつマルチクリエイター。日本でも大ヒットした映画『アルマゲドン』(1998年)の共同脚本を務めていたのをはじめ、社会現象にまでなったテレビシリーズ『LOST』(2004〜10年)の企画・製作総指揮として大ブレイク。
トム・クルーズ主演の『M:i:III』(06年)の監督、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11年)と『同/ローグ・ネイション』(15年)の製作、ネットの特性を生かした宣伝方法で話題になった『クローバー・フィールド/HAKAISHA』(08年)の製作、伝説的SFシリーズ『スタートレック』(09年)のリブートも手がけ、テレビシリーズ『FRINGE/フリンジ』(08〜12年)や『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』(11年〜)も大ヒットさせている。
知らないうちに彼が手がけた作品に触れている人は少なくないはずだ。そして、今回、映画を超えたエンターテインメント『スター・ウォーズ』を10年ぶりに“覚醒”させる。
ルーカス・フィルムのプロデューサー、キャスリーン・ケネディ氏から「新たなスター・ウォーズ映画の監督をやらないか」と電話がかかってきたのは、2012年の暮れだったという。その時の気持ちは「NO。スター・ウォーズが大好きだからこそ、断る理由はいっぱいあったよ」とエイブラムス監督。
ジョージ・ルーカス監督によるファースト『スター・ウォーズ』(77年)が公開された時、エイブラムス監督は10歳だった。
「あと1ヶ月で11歳になるところだったんだけれど、衝撃を受けました。いまなお鮮明にあの時の感情を覚えています。その年齢で見たものは印象深いし、自分が何に興味があるのかなどを探り当てていく時期。僕は、その頃にはすでに映画に興味を持っていたから、この映画は“ギフト”だと思いましたし、人間はどんなことも可能なんだと僕に教えてくれた映画でした」。
最終的にオファーを受け、映画を完成させたわけだが、エイブラムス監督は「キャスリーンと会って直接話をしたら、単なる続編ではなく、新たな3部作の1作目となる全く新しい作品にしたいと聞いて、それは“おいしい”話だと思いました。ミーティングが終わった後にはなんとかこのプロジェクトの一員になりたいと思うようになっていました(笑)」。
そして、『エピソード6 ジェダイの帰還』(83年)から約30年後が舞台のフォースをめぐる全く新しい“家族の愛と喪失の物語”が紡がれていく。「これまでに培われた偉大な遺産を、新しいストーリーを語るためにどのように利用するか、ということが重要だった」という。
「今回のアプローチは旧シリーズをコピーすることでも、まねをすることでもなかった」とエイブラムス監督。「現代の作品だと感じられるのと同時に、かつて観た僕たちが慣れ親しんだあの世界観に戻ったような感覚になれる。まねしているわけでもないけど、違うものを作ろうともしない。そのバランスをとるのが大事だった」と語る。
『スター・ウォーズ』シリーズが内包するテーマに“継承”がある。前作『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05年)が公開された後に生まれた子どもたちは、ちょうどエイブラムス監督と同じ10歳で『スター・ウォーズ』と出合うことになる。ジョージ・ルーカスからJ.J.エイブラムスへ。受継がれた情熱が生み出す『フォースの覚醒』から、どんな“ギフト”を受け取ることになるのだろうか。
エイブラムス監督は、映画とテレビ、どちらの分野でも活躍し、監督のみならず、製作者、脚本家としての才能をあわせもつマルチクリエイター。日本でも大ヒットした映画『アルマゲドン』(1998年)の共同脚本を務めていたのをはじめ、社会現象にまでなったテレビシリーズ『LOST』(2004〜10年)の企画・製作総指揮として大ブレイク。
トム・クルーズ主演の『M:i:III』(06年)の監督、『ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(11年)と『同/ローグ・ネイション』(15年)の製作、ネットの特性を生かした宣伝方法で話題になった『クローバー・フィールド/HAKAISHA』(08年)の製作、伝説的SFシリーズ『スタートレック』(09年)のリブートも手がけ、テレビシリーズ『FRINGE/フリンジ』(08〜12年)や『パーソン・オブ・インタレスト 犯罪予知ユニット』(11年〜)も大ヒットさせている。
知らないうちに彼が手がけた作品に触れている人は少なくないはずだ。そして、今回、映画を超えたエンターテインメント『スター・ウォーズ』を10年ぶりに“覚醒”させる。
ルーカス・フィルムのプロデューサー、キャスリーン・ケネディ氏から「新たなスター・ウォーズ映画の監督をやらないか」と電話がかかってきたのは、2012年の暮れだったという。その時の気持ちは「NO。スター・ウォーズが大好きだからこそ、断る理由はいっぱいあったよ」とエイブラムス監督。
ジョージ・ルーカス監督によるファースト『スター・ウォーズ』(77年)が公開された時、エイブラムス監督は10歳だった。
「あと1ヶ月で11歳になるところだったんだけれど、衝撃を受けました。いまなお鮮明にあの時の感情を覚えています。その年齢で見たものは印象深いし、自分が何に興味があるのかなどを探り当てていく時期。僕は、その頃にはすでに映画に興味を持っていたから、この映画は“ギフト”だと思いましたし、人間はどんなことも可能なんだと僕に教えてくれた映画でした」。
最終的にオファーを受け、映画を完成させたわけだが、エイブラムス監督は「キャスリーンと会って直接話をしたら、単なる続編ではなく、新たな3部作の1作目となる全く新しい作品にしたいと聞いて、それは“おいしい”話だと思いました。ミーティングが終わった後にはなんとかこのプロジェクトの一員になりたいと思うようになっていました(笑)」。
そして、『エピソード6 ジェダイの帰還』(83年)から約30年後が舞台のフォースをめぐる全く新しい“家族の愛と喪失の物語”が紡がれていく。「これまでに培われた偉大な遺産を、新しいストーリーを語るためにどのように利用するか、ということが重要だった」という。
「今回のアプローチは旧シリーズをコピーすることでも、まねをすることでもなかった」とエイブラムス監督。「現代の作品だと感じられるのと同時に、かつて観た僕たちが慣れ親しんだあの世界観に戻ったような感覚になれる。まねしているわけでもないけど、違うものを作ろうともしない。そのバランスをとるのが大事だった」と語る。
『スター・ウォーズ』シリーズが内包するテーマに“継承”がある。前作『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(05年)が公開された後に生まれた子どもたちは、ちょうどエイブラムス監督と同じ10歳で『スター・ウォーズ』と出合うことになる。ジョージ・ルーカスからJ.J.エイブラムスへ。受継がれた情熱が生み出す『フォースの覚醒』から、どんな“ギフト”を受け取ることになるのだろうか。
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2015/12/17