タレントのマツコ・デラックスを忠実に再現したアンドロイド「マツコロイド」が、“役者”としてドラマに初出演することがわかった。NHK総合で来年1月2日に放送される新春スペシャルドラマ『富士ファミリー』(後9:00)の1シーンに登場。片桐はいり、吉岡秀隆を相手に、人生について含蓄のある会話を繰り広げる。
薬師丸ひろ子、小泉今日子の『あまちゃん』コンビの再共演で注目されている同ドラマ。脚本は、『昨夜のカレー、明日のパン』(BSプレミアム)、『Q10』『すいか』『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ)などで知られる木皿泉氏。これまでの作品にも、美少女ロボットのキャラクターなどを登場させてきた木皿氏だが、今作品では本物のアンドロイドであるマツコロイドに白羽の矢が立てられた。
マツコロイドは、マツコ本人の忠実なアンドロイドを目指し、頭からつま先にいたる全身を型取りして作られ、最新鋭技術を応用して表情やしぐさ、癖などもリアルに再現するアンドロイドタレント。アンドロイド研究の第一人者・大阪大学の石黒浩教授監修のもとで誕生した。
監督を務めた吉田照幸氏(『あまちゃん』や『サラリーマンNEO』を演出)は「台本を読んで演出するのに一番びびった部分です。前触れなく佳境で出てくる異物。異物のくせにもっとも深遠なことをいうキャラクター。バラエティーなら違和感を楽しめますが、ドラマでは物語の世界そのものを壊しかねない。これはやばいと、普段芝居をかためない私が、マツコロイドはみっちりリハーサルを行いました。ロボットを前に演出するなんて!」と脚本家の“企み”に興奮。
出演シーンは、道端にしどけなく座っていたマツコロイドが、通りかかった笑子バアサン(片桐)と、次女・ナスミ(小泉)の元夫・日出男(吉岡)に「ちょっと助けてもらえませんか」と声をかけ、そのまましばらく人生について語り合うことに。コンビニとは名ばかりのスーパー「富士ファミリー」の先行きを心配していた笑子たちに、マツコロイドが大切なメッセージを伝える。
マツコロイドは、ほかの共演者と同様にヘアメイクが付き、人間とまったく同じメイク道具を使って整え、衣装はマツコ本人と同じものを着用。せりふはあらかじめプログラミングされ、「声」はマツコ本人の音声データをもとに作成して準備万端。撮影では、現場付近に設けたコントロールブースの中から片桐の芝居に合わせて、せりふのタイミングと微妙な表情や体の動きを4人のオペレーターが操作していった。
撮影当日はあいにく雨が降り、小さなトンネルに場所を変更する羽目になったが、吉田監督は「仕方なく…だったはずが、置いてみるといい! そう、トンネルは不思議な世界を結ぶ最高の場所。ぴったりはまってすてきなシーンになりました。今後は、この演出を『狙い』でしたと答える所存です」と明かしている。
ほかに、ミムラ、中村ゆりか、マキタスポーツ、小倉一郎、仲里依紗、細田善彦、高橋克実らが出演する。
薬師丸ひろ子、小泉今日子の『あまちゃん』コンビの再共演で注目されている同ドラマ。脚本は、『昨夜のカレー、明日のパン』(BSプレミアム)、『Q10』『すいか』『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ)などで知られる木皿泉氏。これまでの作品にも、美少女ロボットのキャラクターなどを登場させてきた木皿氏だが、今作品では本物のアンドロイドであるマツコロイドに白羽の矢が立てられた。
マツコロイドは、マツコ本人の忠実なアンドロイドを目指し、頭からつま先にいたる全身を型取りして作られ、最新鋭技術を応用して表情やしぐさ、癖などもリアルに再現するアンドロイドタレント。アンドロイド研究の第一人者・大阪大学の石黒浩教授監修のもとで誕生した。
監督を務めた吉田照幸氏(『あまちゃん』や『サラリーマンNEO』を演出)は「台本を読んで演出するのに一番びびった部分です。前触れなく佳境で出てくる異物。異物のくせにもっとも深遠なことをいうキャラクター。バラエティーなら違和感を楽しめますが、ドラマでは物語の世界そのものを壊しかねない。これはやばいと、普段芝居をかためない私が、マツコロイドはみっちりリハーサルを行いました。ロボットを前に演出するなんて!」と脚本家の“企み”に興奮。
出演シーンは、道端にしどけなく座っていたマツコロイドが、通りかかった笑子バアサン(片桐)と、次女・ナスミ(小泉)の元夫・日出男(吉岡)に「ちょっと助けてもらえませんか」と声をかけ、そのまましばらく人生について語り合うことに。コンビニとは名ばかりのスーパー「富士ファミリー」の先行きを心配していた笑子たちに、マツコロイドが大切なメッセージを伝える。
マツコロイドは、ほかの共演者と同様にヘアメイクが付き、人間とまったく同じメイク道具を使って整え、衣装はマツコ本人と同じものを着用。せりふはあらかじめプログラミングされ、「声」はマツコ本人の音声データをもとに作成して準備万端。撮影では、現場付近に設けたコントロールブースの中から片桐の芝居に合わせて、せりふのタイミングと微妙な表情や体の動きを4人のオペレーターが操作していった。
撮影当日はあいにく雨が降り、小さなトンネルに場所を変更する羽目になったが、吉田監督は「仕方なく…だったはずが、置いてみるといい! そう、トンネルは不思議な世界を結ぶ最高の場所。ぴったりはまってすてきなシーンになりました。今後は、この演出を『狙い』でしたと答える所存です」と明かしている。
ほかに、ミムラ、中村ゆりか、マキタスポーツ、小倉一郎、仲里依紗、細田善彦、高橋克実らが出演する。
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2015/12/10