フィギュアスケーターの荒川静香が4日、ファッションブランド『ESCADA』2016春夏ファッションショーにゲストモデルとして出演。11月のNHK杯を世界最高の322.40点で優勝した羽生結弦選手の演技を現地で目の当たりにした荒川は「会場の興奮の含め、4分半にすごいことが目の前で起こっていた。大きく印象に残る活躍でした」と讃えた。

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　自身もトリノ五輪で金メダルを獲得した経験を持つが、羽生は「演技自体が誰もできない演技をしていた」と驚きの表情。予想していた以上の点数を記録し「それに値する素晴らしいレベル。ひとつひとつ完成度が高く、シーズン序盤にしてあそこまで完成しているとどこまで行けるのか」と期待を寄せた。

　一方、自身は11月で1歳を迎えた長女の育児に奮闘中。それでも1日1時間程度のスケート練習を週5回は続けているようで「大変じゃない育児はないので、なにか向き合うことが一生懸命あるのはいいこと」としみじみ。ようやく歩けるようになったという愛娘に「毎日変化があるので置いていかれないように、母になるスキルを磨きたい。子に母にしてもらっている」と感謝を込めていた。

　今回、荒川は自身初となる海外ブランドファッションショーでランウェイを堂々とウォーキング。登場前には「本業じゃないのでものすごく緊張しています。緊張の対処法がフィギュアならわかるんですが、まっすぐただ歩くのが不安です」と弱気だったが、さすがの本番強さを発揮し、周囲を魅了していた。

　この他、東尾理子、早見優、西川史子、植松晃士、前田典子、アンミカ夫妻が来場した。