TOKYO MXで放送中のリアリティー番組『THE HOUSE first season』(毎週月曜 深1:40〜2:10)。シェアハウスで共に暮らす男女8人の私生活に密着した内容は、映画化もされ、続編が放送中の『テラスハウス』(フジテレビ)の「パクリ」だ、「(テラハよりも)ゲスい」だとざわつかせながらも、「ヤラセ」を疑う声がほとんどない。制作スタッフに話を聞くと、その理由が見えてきた。
かつて『あいのり』(フジテレビ)に携わり、『THE HOUSE』の番組全体の演出をつかさどるチーフディレクターの花輪和伯氏は、「『あいのり』にも『テラハ』にも、もちろんこの『THE HOUSE』にも台本はありません」と断言する。「『あいのり』もそうでしたが、出演者たちが自発的に美しい恋愛、美しい青春群像を演じているところがあって、それがヤラセ疑惑のもとになっているんだと思います」。
そもそも『THE HOUSE』は、『テラスハウス』を「パクること、ゲスくすること、ツイッターに書き込まれることをテーマに企画した」と稲垣陽介プロデューサー。「でも、想像を超えてきている」と反響の大きさに驚きを隠せない。
稲垣プロデューサーは「出演者オーディションで、『テラスハウス』についてどう思いますか?という質問をしました。『男と女はあんなきれいごとだけじゃない』といった考えの人たちをあえて選んだ、というのもあります」と明かす。
“リアルな恋愛”をありのままに見せたいというモチベーションの高い人たちが集まった結果、3人から“イエローカード”を出されて強制退去させられたメンバーがいたり、男性メンバーと女性メンバーが一つのベッドで寝ていたり、『テラスハウス』にはない生々しくてヒリヒリするハプニングが次々と起こっているのだ。
シェアハウスに常駐しているディレクターの木村雄太氏は「スタッフ以上に出演者が『テラスハウス』を意識して、あえてゲスい感じを出そうとしている人も中にはいると思う。ただ、カメラで撮られていることを忘れちゃっているのかな、と思うこともあって。僕らも撮っていて何が起きるかわからないです」と苦笑いだ。
「台本を作ってしまうと脚本家が考えた想定内に収まってしまうけど、事実は小説よりも奇なりとは、まさにこのこと」と花輪氏。「音楽もあえてつけなかったり、次の言葉が出てくるまでの間(ま)も編集しないでそのまま見せたり、番組作りのセオリーからは少し外れた、見づらい作りになっているのですが、深夜番組ということでチャレンジできている。それが逆にリアリティーとして伝わるのかもしれないですね」。
かつて『あいのり』(フジテレビ)に携わり、『THE HOUSE』の番組全体の演出をつかさどるチーフディレクターの花輪和伯氏は、「『あいのり』にも『テラハ』にも、もちろんこの『THE HOUSE』にも台本はありません」と断言する。「『あいのり』もそうでしたが、出演者たちが自発的に美しい恋愛、美しい青春群像を演じているところがあって、それがヤラセ疑惑のもとになっているんだと思います」。
そもそも『THE HOUSE』は、『テラスハウス』を「パクること、ゲスくすること、ツイッターに書き込まれることをテーマに企画した」と稲垣陽介プロデューサー。「でも、想像を超えてきている」と反響の大きさに驚きを隠せない。
稲垣プロデューサーは「出演者オーディションで、『テラスハウス』についてどう思いますか?という質問をしました。『男と女はあんなきれいごとだけじゃない』といった考えの人たちをあえて選んだ、というのもあります」と明かす。
“リアルな恋愛”をありのままに見せたいというモチベーションの高い人たちが集まった結果、3人から“イエローカード”を出されて強制退去させられたメンバーがいたり、男性メンバーと女性メンバーが一つのベッドで寝ていたり、『テラスハウス』にはない生々しくてヒリヒリするハプニングが次々と起こっているのだ。
シェアハウスに常駐しているディレクターの木村雄太氏は「スタッフ以上に出演者が『テラスハウス』を意識して、あえてゲスい感じを出そうとしている人も中にはいると思う。ただ、カメラで撮られていることを忘れちゃっているのかな、と思うこともあって。僕らも撮っていて何が起きるかわからないです」と苦笑いだ。
「台本を作ってしまうと脚本家が考えた想定内に収まってしまうけど、事実は小説よりも奇なりとは、まさにこのこと」と花輪氏。「音楽もあえてつけなかったり、次の言葉が出てくるまでの間(ま)も編集しないでそのまま見せたり、番組作りのセオリーからは少し外れた、見づらい作りになっているのですが、深夜番組ということでチャレンジできている。それが逆にリアリティーとして伝わるのかもしれないですね」。
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2015/11/02