北野武が監督する映画『龍三と七人の子分たち』のDVD&Blu-rayが9日、発売される。『世界ウルルン滞在記』のナレーションとして知られ、同作に若造集団の一員として出演する俳優・下條アトムがインタビューに応じ、「とにかくとても緊張した」という撮影当時や、下條らしいゆる〜いナレーションを披露している特典のメイキング映像について語った。
――ご出演のオファーが来た時はどのように感じられましたか?
下條:とにかく、うれしかったです。北野監督とは本作で初めてお会いしましたが、うちの親父(俳優の下條正巳)は一緒に『教祖誕生』などで共演したこともあり、本作に出演することをものすごくうれしそうにしたのを覚えています。監督にも脚本の本読みの際に「親子2代、殴られ役でよろしくお願いします」とお伝えしたら、ニヤニヤ笑っていましたね。
――撮影現場はどのような雰囲気だったのでしょうか? ほかと違う点など思い当たりましたら教えてください。
下條:緊張しまくりでしたね。今までの現場だと監督と役者がおしゃべりしながらいろんな選択肢を作りあげましたが、監督が来る前の時点でどう撮影するかがすでに決まっていて、そのためにスタッフ全員がびんと張り詰め、すごく緊張感に挟まれた感じでした。それが世界の北野監督がいままで作り上げてきたオーラというものでしょうね。そういう意味ではとても新鮮な現場でしたし、ほかの役者さんたちも同じことを言っていましたね。とにかくとても緊張しました。
――主演の藤竜也さんなど、出演者の方々との共演はいかがでしたでしょうか?
下條:藤さんとは初めての共演で、実はずっと前から憧れの存在でした。今は亡くなった藤さんのマネージャーさんをよく知っており、その方とよく藤さんのお話をしていましたね。男の色気もあるし、たまらないですよねー素敵で。まいっちゃいますよねー。ベールに包んでるわけでもなく、実につまらないところで見栄張ったりもしない、ご自分で名古屋(現場)まで車で運転なさったりして、そういう意味じゃ、非常にスマートな方ですよ。自然体で、ストイックでもありながら遊びこころもあるしね。いろんなものをもっていらっしゃる、実にスペシャリストですよね。中尾彬さんと一緒だとうるさいので(笑)。なるべく藤さんにお話聞きたいなと思って近くにいましたけど、彬先生が「なんだ、俺のところには来ないのかよ」と、そういうことばっかり言いながら、遊んでましたけど(笑)。いじられ役を買って出たつもりはなにもないですが、彬先生がね〜「アトム、いたのか!」と、いじられ役をつくってみんなを和ませたから、結果としてそういう役名も良かったと思います。
――『世界ウルルン滞在記』では「頑張れ」という思いを込めてナレーターを務めていたそうですが、今回のメイキング映像では“どんな思い”を込められましたか?
下條:言っていいのかな(笑)。「ウルルン」は一枚の絵を、花が揺れて、雲が流れて。僕がナレーションを入れることで生きているモノにするというか、僕は風だから見えない。でも、そこを捗るように吹いてその作品が生きているよう見せる、という裏方の仕事だと思ってやらせていただきましたが、今回は、僕も参加した作品ということで、ナレーションの王道の裏方というよりは、ちょいっと3歩半くらいは出ちゃったかな。一緒に作ったし、汗も流したし、殴られたし、甘えとしては許してくださいと(笑)。自分が出てるのがつまんないなーと思わせるのもいやだから、面白くしたいなーと、「本編よりも面白くしちゃえー」とかね。ちょっと色塗っちゃいました(笑)。
――ご出演のオファーが来た時はどのように感じられましたか?
下條:とにかく、うれしかったです。北野監督とは本作で初めてお会いしましたが、うちの親父(俳優の下條正巳)は一緒に『教祖誕生』などで共演したこともあり、本作に出演することをものすごくうれしそうにしたのを覚えています。監督にも脚本の本読みの際に「親子2代、殴られ役でよろしくお願いします」とお伝えしたら、ニヤニヤ笑っていましたね。
――撮影現場はどのような雰囲気だったのでしょうか? ほかと違う点など思い当たりましたら教えてください。
下條:緊張しまくりでしたね。今までの現場だと監督と役者がおしゃべりしながらいろんな選択肢を作りあげましたが、監督が来る前の時点でどう撮影するかがすでに決まっていて、そのためにスタッフ全員がびんと張り詰め、すごく緊張感に挟まれた感じでした。それが世界の北野監督がいままで作り上げてきたオーラというものでしょうね。そういう意味ではとても新鮮な現場でしたし、ほかの役者さんたちも同じことを言っていましたね。とにかくとても緊張しました。
――主演の藤竜也さんなど、出演者の方々との共演はいかがでしたでしょうか?
下條:藤さんとは初めての共演で、実はずっと前から憧れの存在でした。今は亡くなった藤さんのマネージャーさんをよく知っており、その方とよく藤さんのお話をしていましたね。男の色気もあるし、たまらないですよねー素敵で。まいっちゃいますよねー。ベールに包んでるわけでもなく、実につまらないところで見栄張ったりもしない、ご自分で名古屋(現場)まで車で運転なさったりして、そういう意味じゃ、非常にスマートな方ですよ。自然体で、ストイックでもありながら遊びこころもあるしね。いろんなものをもっていらっしゃる、実にスペシャリストですよね。中尾彬さんと一緒だとうるさいので(笑)。なるべく藤さんにお話聞きたいなと思って近くにいましたけど、彬先生が「なんだ、俺のところには来ないのかよ」と、そういうことばっかり言いながら、遊んでましたけど(笑)。いじられ役を買って出たつもりはなにもないですが、彬先生がね〜「アトム、いたのか!」と、いじられ役をつくってみんなを和ませたから、結果としてそういう役名も良かったと思います。
――『世界ウルルン滞在記』では「頑張れ」という思いを込めてナレーターを務めていたそうですが、今回のメイキング映像では“どんな思い”を込められましたか?
下條:言っていいのかな(笑)。「ウルルン」は一枚の絵を、花が揺れて、雲が流れて。僕がナレーションを入れることで生きているモノにするというか、僕は風だから見えない。でも、そこを捗るように吹いてその作品が生きているよう見せる、という裏方の仕事だと思ってやらせていただきましたが、今回は、僕も参加した作品ということで、ナレーションの王道の裏方というよりは、ちょいっと3歩半くらいは出ちゃったかな。一緒に作ったし、汗も流したし、殴られたし、甘えとしては許してくださいと(笑)。自分が出てるのがつまんないなーと思わせるのもいやだから、面白くしたいなーと、「本編よりも面白くしちゃえー」とかね。ちょっと色塗っちゃいました(笑)。
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2015/10/09