北海道発の演劇ユニット・TEAM NACSのメンバーであり、キー局のドラマや映画にひっぱりだこの俳優・安田顕。北海学園大学演劇研究会に所属していたメンバーによって結成されたTEAM NACSだが、「TEAM NACS結成前の自分と、以後の自分はまったく違う」と話す。
そんなことをしみじみ感じていたのは『映画 みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の撮影中。愛知県豊川市に滞在していた時だった。ふと、NACS以前の自分、高校時代までを過ごしたふるさと・室蘭に住んでいた頃の自分を思い出し、例えようのない懐かしさを感じたという。
「生まれ育ったところは、札幌ほど都会じゃなかったけれど、だいたいのものは手に入ったし、手に入り過ぎることもなかった。いまとなってはその素朴さに心引かれるものがあります。園子温監督が『映画 みんな!エスパーだよ!』のロケ地に豊川を選ばれた理由も、それなんじゃないかと思いました」。
豊川市は映画監督、園氏の生まれ故郷。『みんな!エスパーだよ!』は、『ヤングマガジン』(講談社)で連載されていた同名漫画を原作に、2013年4月期にテレビ東京系ドラマ24枠でドラマ化され、このたび映画化された。いずれも、園氏が監督、脚本、俳優の染谷将太が主演を務めている。
ドラマ・映画版とも愛知県東三河を舞台に、豊川・豊橋でロケを敢行。突如として超能力に目覚めた平凡な高校生・鴨川嘉郎(染谷)と、彼を取り巻くエスパーたちとの戦いと友情をバカバカしく、下ネタ満載でエッチに描く青春SFコメディーだ。
超能力を研究する教授・浅見隆広役でドラマ版に引き続き、映画版にも出演する安田は、「園監督は故郷で撮影しながら、思春期のころの自分と、主人公を重ね合わせていた部分もあったんじゃないかな。そこにこの作品のバカバカしさの中にある甘酸っぱさの源があるような気がします」。
ドラマ版はテレビ放送ギリギリの下ネタ、お色気シーン満載だったにもかかわらず、テレビドラマ界の権威、『ギャラクシー賞』で2013年7月の月間賞、2013年度年間賞奨励賞ドラマ部門をW受賞する快挙を成し遂げたことでも話題になった。
「この作品についてものすごく楽しみなのは、ある意味、予想がつかないことなんです。もともとの設定や台本上のせりふが、撮影しながら園監督の中で膨らんでいって、演じているほうも園監督の色にどんどん染まって。おっぱい揉んだり、パンティー見せたりしているけど、ひょっとしたらこれ、感動できるんじゃないか?、という気にさえなっていきましたから。映画を観る人にとってもいい意味で裏切られる、予想外の展開が待っているのではないかと思います」。
■公式サイト
http://esper-movie.gaga.ne.jp/
そんなことをしみじみ感じていたのは『映画 みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の撮影中。愛知県豊川市に滞在していた時だった。ふと、NACS以前の自分、高校時代までを過ごしたふるさと・室蘭に住んでいた頃の自分を思い出し、例えようのない懐かしさを感じたという。
「生まれ育ったところは、札幌ほど都会じゃなかったけれど、だいたいのものは手に入ったし、手に入り過ぎることもなかった。いまとなってはその素朴さに心引かれるものがあります。園子温監督が『映画 みんな!エスパーだよ!』のロケ地に豊川を選ばれた理由も、それなんじゃないかと思いました」。
豊川市は映画監督、園氏の生まれ故郷。『みんな!エスパーだよ!』は、『ヤングマガジン』(講談社)で連載されていた同名漫画を原作に、2013年4月期にテレビ東京系ドラマ24枠でドラマ化され、このたび映画化された。いずれも、園氏が監督、脚本、俳優の染谷将太が主演を務めている。
ドラマ・映画版とも愛知県東三河を舞台に、豊川・豊橋でロケを敢行。突如として超能力に目覚めた平凡な高校生・鴨川嘉郎(染谷)と、彼を取り巻くエスパーたちとの戦いと友情をバカバカしく、下ネタ満載でエッチに描く青春SFコメディーだ。
超能力を研究する教授・浅見隆広役でドラマ版に引き続き、映画版にも出演する安田は、「園監督は故郷で撮影しながら、思春期のころの自分と、主人公を重ね合わせていた部分もあったんじゃないかな。そこにこの作品のバカバカしさの中にある甘酸っぱさの源があるような気がします」。
ドラマ版はテレビ放送ギリギリの下ネタ、お色気シーン満載だったにもかかわらず、テレビドラマ界の権威、『ギャラクシー賞』で2013年7月の月間賞、2013年度年間賞奨励賞ドラマ部門をW受賞する快挙を成し遂げたことでも話題になった。
「この作品についてものすごく楽しみなのは、ある意味、予想がつかないことなんです。もともとの設定や台本上のせりふが、撮影しながら園監督の中で膨らんでいって、演じているほうも園監督の色にどんどん染まって。おっぱい揉んだり、パンティー見せたりしているけど、ひょっとしたらこれ、感動できるんじゃないか?、という気にさえなっていきましたから。映画を観る人にとってもいい意味で裏切られる、予想外の展開が待っているのではないかと思います」。
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http://esper-movie.gaga.ne.jp/
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2015/09/04