脚本、キャラクターデザイン、製作総指揮を原作者の岸本斉史氏が担当した「NARUTO-ナルト」劇場版シリーズ最新作『BORUTO-NARUTO THE MOVIE-』(公開中)。ナルトとヒナタの息子・ボルトやサスケとサクラの娘・サラダなど、次世代の新キャラクターが続々登場する今作。劇中で“親子”を演じたナルト役の声優・竹内順子とボルト役の声優・三瓶由布子が見どころについて語った。
――劇場版シリーズ初参加の三瓶さん。公開を迎えたいまのお気持ちは?
三瓶:ボルト役に決まった時は緊張していましたが、アフレコの現場が大家族の集まりのような安心感があって、改めてNARUTOファミリーの一員になれた喜びを感じています。公開されたうれしさもあり、ファンの皆さんの反応も気になっているところです。
――今作で描かれるのは、長きに渡る戦争を経て、高度経済成長を遂げた新時代。竹内さんは、木ノ葉隠れの里の七代目火影となったナルトを演じました。
竹内:ナルトと出会った十数年前、父親になるとは思っていませんでした(笑)。父親らしく…ということはあまり意識せず、ナルトの心を伝えるというシンプルだけどとても大切なことに集中しました。
三瓶:アフレコ中は意識していませんでしたが、言われてみれば、順子さんが“お父さん”なんですよね。男の子の役や同級生の役で何度かご一緒させていただきましたが、ついにお父さんかぁ〜、と感慨深いですね。先輩、すごいなぁと思います。
――今回の物語で、ボルトは多忙が故に家族と過ごす時間すらないナルトに対して、「親なんて初めからいない方がいい」と忌み嫌い、「クソオヤジ」呼ばわり。寂しさゆえとはいえ、親の忍道(こころ)、子知らず…なんですよね。
三瓶:好きだからこそ、期待も大きくなるんでしょうね。家族に会えないほど忙しいお父さんなので、ボルトにとっては約束をドタキャンされて裏切られたと感じることも多かったのかな? かまってほしい気持ちが反発心となって、それを制御できるほどの大人でもなくて。でも、本当はお父さんのことが大好きというのが伝わるように、ボルトの気持ちを大切に演じようと思いました。
竹内:10歳の子どもにとって30歳といえばすごく大人に見えたと思うけど、実際に自分が30歳になってみると、思っていたほど大人になっていないと、たいがいの人は思うのではないでしょうか。ナルトもこんな火影になりたい、あんな大人になりたいと思っていたと思うけど、火影となったいま、あまり変わっていないと思っているんじゃないかな。昔のナルトだったら、自分を拒絶する人にも『よっしゃっー!』と向かっていったと思うんですが、息子への思いが強すぎてうまくいかなくて、どう接していいかわからなくなっている感じ? ナルトとボルトもかまってもらいたいタイプ(笑)、似ているなって思いました。
――今作の見どころは?
竹内:環境の変化です。映画の中でボルトたちはゲーム機で遊んでいるんですよね。ナルトもパソコンを使っている! そういう環境下で、忍はどうなっていくのか、と悩むナルト世代の話でもあります。これまでのテレビアニメシリーズや映画シリーズ、原作漫画とも違う、現代の私たちの暮らしに近い感覚、環境の中でのお話しになっているので、そこが見どころだと思います。
三瓶:確かに、家がすごく今風です。畳もないですし、ナルトがパソコンを使っている姿は本当に衝撃的(笑)。一方で、「中忍選抜試験」が変わらずに行われているなど、変わっていくものと変わらないものをぜひ劇場で見届けていただけたらと思います。父親の背中を素直に追うことができずにいた息子が、父親が歩んできた道、そしてその想いを初めて知って、成長するボルトをよろしくお願いします。
竹内:サスケくんも変わりました。丸くなったサスケくんも応援してください(笑)。
★YouTube公式チャンネル「オリコン芸能ニュース」
――劇場版シリーズ初参加の三瓶さん。公開を迎えたいまのお気持ちは?
三瓶:ボルト役に決まった時は緊張していましたが、アフレコの現場が大家族の集まりのような安心感があって、改めてNARUTOファミリーの一員になれた喜びを感じています。公開されたうれしさもあり、ファンの皆さんの反応も気になっているところです。
――今作で描かれるのは、長きに渡る戦争を経て、高度経済成長を遂げた新時代。竹内さんは、木ノ葉隠れの里の七代目火影となったナルトを演じました。
竹内:ナルトと出会った十数年前、父親になるとは思っていませんでした(笑)。父親らしく…ということはあまり意識せず、ナルトの心を伝えるというシンプルだけどとても大切なことに集中しました。
三瓶:アフレコ中は意識していませんでしたが、言われてみれば、順子さんが“お父さん”なんですよね。男の子の役や同級生の役で何度かご一緒させていただきましたが、ついにお父さんかぁ〜、と感慨深いですね。先輩、すごいなぁと思います。
――今回の物語で、ボルトは多忙が故に家族と過ごす時間すらないナルトに対して、「親なんて初めからいない方がいい」と忌み嫌い、「クソオヤジ」呼ばわり。寂しさゆえとはいえ、親の忍道(こころ)、子知らず…なんですよね。
三瓶:好きだからこそ、期待も大きくなるんでしょうね。家族に会えないほど忙しいお父さんなので、ボルトにとっては約束をドタキャンされて裏切られたと感じることも多かったのかな? かまってほしい気持ちが反発心となって、それを制御できるほどの大人でもなくて。でも、本当はお父さんのことが大好きというのが伝わるように、ボルトの気持ちを大切に演じようと思いました。
竹内:10歳の子どもにとって30歳といえばすごく大人に見えたと思うけど、実際に自分が30歳になってみると、思っていたほど大人になっていないと、たいがいの人は思うのではないでしょうか。ナルトもこんな火影になりたい、あんな大人になりたいと思っていたと思うけど、火影となったいま、あまり変わっていないと思っているんじゃないかな。昔のナルトだったら、自分を拒絶する人にも『よっしゃっー!』と向かっていったと思うんですが、息子への思いが強すぎてうまくいかなくて、どう接していいかわからなくなっている感じ? ナルトとボルトもかまってもらいたいタイプ(笑)、似ているなって思いました。
――今作の見どころは?
竹内:環境の変化です。映画の中でボルトたちはゲーム機で遊んでいるんですよね。ナルトもパソコンを使っている! そういう環境下で、忍はどうなっていくのか、と悩むナルト世代の話でもあります。これまでのテレビアニメシリーズや映画シリーズ、原作漫画とも違う、現代の私たちの暮らしに近い感覚、環境の中でのお話しになっているので、そこが見どころだと思います。
三瓶:確かに、家がすごく今風です。畳もないですし、ナルトがパソコンを使っている姿は本当に衝撃的(笑)。一方で、「中忍選抜試験」が変わらずに行われているなど、変わっていくものと変わらないものをぜひ劇場で見届けていただけたらと思います。父親の背中を素直に追うことができずにいた息子が、父親が歩んできた道、そしてその想いを初めて知って、成長するボルトをよろしくお願いします。
竹内:サスケくんも変わりました。丸くなったサスケくんも応援してください(笑)。
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2015/08/08