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ビートたけし、劇場版『MOZU』ダルマ役で出演 「西島秀俊は気の合う相棒」

 タレントのビートたけしが人気ドラマを映画化する劇場版『MOZU』(11月7日公開)のダルマ役で出演することが4日、わかった。ダルマとは、日本事件史の闇と言われる謎の存在。ドラマシリーズではイラストのみで描かれていたが、劇場版でついにその姿を現す。たけしは今回の出演を「自分の好きなアメリカのサスペンスドラマに似た展開でおもしろいと思い引き受けた。西島(秀俊)君は、おいらのラジオ時代からの熱狂的ファンで、共通の趣味もある。気の合う相棒みたいなものだから、楽しい現場になりそうだね」とコメントしている。

日本事件史の闇と言われる謎の存在・ダルマ。ドラマではイラストで描かれていた(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C)逢坂剛/集英社

日本事件史の闇と言われる謎の存在・ダルマ。ドラマではイラストで描かれていた(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C)逢坂剛/集英社

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 同作は、ドラマ版のシーズン1、2で描かれた一連の『MOZU事件』の半年後が舞台。犯罪プランナー・高柳(伊勢谷友介)と暗殺専門の殺し屋・権藤(松坂桃李)による、高層ビル占拠爆破事件とペナム大使館襲撃事件というふたつの大規模テロが同時発生。ふたりを裏で操る謎の存在・ダルマがついにその姿を現し、事件の真相を追う倉木(西島)たちは灼熱の地・ペナム共和国で極秘裏に進行している犯罪計画に迫る。

 妻子の死の謎を追う公安警察官・倉木を演じてきた西島は「シリーズに登場した素晴らしいキャストに加え、新たに驚くような共演者を迎える事になりました。とくにビートたけしさんの参加は、全身の血が沸き立つ思いです。今回ついに、シリーズ最大の謎であるダルマ、そして最強の敵が姿を現します」と力が入る。

 TBSの渡辺信也プロデューサーはたけしの起用について「テレビシリーズの撮影中から、羽住(英一郎)監督とプロデューサー陣で、『ダルマのような得体の知れない巨大な存在を演じられるのは、たけしさんしかいない!』と熱く語っていたので、その夢が叶い喜びと興奮で胸踊っています。ビートたけし=ダルマがスクリーンに現れたとき、作品に果てしないスケール感が生まれるのではないかと期待しています」とコメントしている。

 昨年放送されたドラマ版は、平均視聴率11.0%、最高視聴率13.8%を記録し、『2014年ギャラクシー賞』7月度月間賞、『東京ドラマアウォード2014』連続ドラマ部門優秀賞を受賞。これまでのドラマと一線を画すハードボイルドでシリアスな物語と、映画的な重く暗い映像がドラマファンの枠を超えて話題を呼び起こしていた。

 劇場版では、ドラマ版に続いて西島、香川照之、真木よう子、長谷川博己、小日向文世、池松壮亮、伊藤淳史、杉咲花、阿部力らが再集結。新たに、たけし、松坂、伊勢谷が参加する。撮影は3月22日よりスタート。東京、名古屋、北九州、フィリピンで撮影が行われ、5月下旬にクランクアップ予定。

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