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木村拓哉、映画『HERO』クランクアップ 熱い想いを告白「かけがえのない存在」

 人気グループSMAPのメンバーであり俳優の木村拓哉が4日午前3時、映画『HERO』(7月18日公開)をクランクアップ。おなじみの城西支部メンバー、鈴木雅之監督らと握手やハイタッチをして喜ぶ木村は「『HERO』は自分にとって背伸びしない等身大の関係で、この作品は存在してくれればいい。あるだけで良いかけがえのない存在です」と熱い想いを明かした。また、ドラマ前シリーズの相方であった松たか子との再共演については「変わることなく久利生を制する雨宮の目をしていて、この目が雨宮だと思い出させてくれました」とコメントしている。

木村拓哉の代表作『HERO』の8年ぶり新作映画が7月18日公開。北川景子(左)、松たか子(右)がそろい踏み (C)ORICON NewS inc.

木村拓哉の代表作『HERO』の8年ぶり新作映画が7月18日公開。北川景子(左)、松たか子(右)がそろい踏み (C)ORICON NewS inc.

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 『HERO』は、2001年にドラマ第1シリーズがスタートし、全エピソードの世帯平均視聴率が30%を超える驚異的な数字を獲得。2007年に公開された映画『HERO』は、最終興行収入81.5億円を記録し、同年の興収ランキング邦画第1位。新旧キャストで臨んだドラマ第2シリーズでも全11回の平均視聴率21.3%を獲得。2014年のゴールデン、プライムタイムに放送されている全レギュラー番組でトップの記録となったことは記憶に新しい。

 そんな人気ドラマ『HERO』14年間の集大成であり、8年ぶりにスクリーンに戻ってくることでも話題の同作。昨年12月1日にクランクインしてから約2ヶ月間、座長として現場を引っ張ってきた木村は「テレビドラマから映画になりましたが、現場の空気感であったり、カメラ前での自分たちには良い意味で変化はなく、作品と自分とが良い距離感で撮影をする事ができました。新人の美術スタッフが、撮影が終盤になり取り壊されていくセットを見て涙を流していました。スタッフたちの作品に掛けるそういう気持ちに囲まれて、カメラの前に立てているんだなと改めて感じました。皆さんの気持ちに感謝しています」と撮影を振り返る。

 今作では、ゲストの佐藤浩市のほか、前シリーズのヒロイン・松も出演。木村は共演者について「佐藤浩市さんは、フィクションである物語にその演技で説得力を与えてくれました。また、松たか子さんは久しぶりの『HERO』に参加ということで、時間は離れていたかもしれないけど、すぐにキャスト皆と分け隔てない感じで打ち解けてくれました。演技の面でも、変わることなく久利生を制する雨宮の目をしていて、この目が雨宮だと思い出させてくれました。城西支部レギュラーメンバーは超能力を持たないアベンジャーズのようなもの(笑)。空は飛べないし透視能力も怪力もあるわけじゃないけど、それぞれの個性を活かして事件を解決していくチームなんです」。久しぶりの共演となった元相方の松についてもコメントした。

 そんなチームでの撮影を無事に終え、これからの映画公開に向けて木村は「『HERO』は自分にとって背伸びしない等身大の関係で、この作品は存在してくれればいい。あるだけで良いかけがえのない存在です。公開したら、映画のチケットという通行証をもって城西支部に来て、その一員になってほしいです」と熱い想いを込めてアピールした。

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