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藤井フミヤ、デビュー30周年の集大成 武道館でカウントダウンライブ開催

 歌手の藤井フミヤが大みそかから元旦にかけて、東京・日本武道館でカウントダウン公演『藤井フミヤ 30th BEST SPECIAL COUNTDOWN』を行った。デビュー30周年・ソロデビュー20周年を迎えた2013年から2年にまたがりWアニバーサリー企画を展開してきたが、その集大成と呼ぶにふさわしい選曲や演出でファンを魅了した。

大みそかから元旦にかけて日本武道館でカウントダウンライブを開催した藤井フミヤ

大みそかから元旦にかけて日本武道館でカウントダウンライブを開催した藤井フミヤ

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 ライブは、人気ダンスナンバー「UPSIDE DOWN」で幕を開け、360度ぎっしり埋め尽くされた客席にフミヤのテンションも上がり、「“Doo-bee Doo-bee”Freedom」「MY STAR」といったアップテンポな楽曲でオープニングから飛ばしていく。

 「大みそかの武道館へようこそ! 今日は2014年の終わりをそして、2015年に始まりを一緒に盛り上げていきましょう!」と、息つく間もなく、「Long Road」「Jim & Janeの伝説」「I Love you,SAYONARA」といったチェッカーズ時代の代表曲でさらに場内を沸かせた。

 「チェッカーズの曲を聴いていただきました。20年も前に解散したんですが、懐かしいようで、新鮮なようで。つくづく音楽とはタイムマシーンのような力を持っているなと思いました。音楽ってすごいなって。音楽の仕事に就けたことに本当にうれしく思ってます。感謝しております。ありがとうございます。歌を歌って人を喜ばせることができるなんて、なんて素敵な…」と、30年の歌手生活を振り返り、ファンへ感謝の気持ちを伝えると、客席からは大きな拍手が沸き上がった。

 その後、「TRUE LOVE」「わらの犬」「Another Orion」「夜明けの街」といったソロの代表曲を歌い上げ、「みなさんも思い残したことあるでしょう? 来年やりな(笑)。大丈夫、大丈夫。来年はすぐそこだから!」と、14年の歌いおさめとなる「女神(エロス)」「NANA」などを立て続けに披露。

 午前0時が近づき、会場が一体となってカウントダウンをコールしながら「ゼロ!」を迎えた瞬間、恒例の紅白のジェット風船が飛び交い、「あけましておめでとう! 2015年!!今年もよろしく!!!」と新年の幕開けを華やかに演出した。

フミヤは99年の大みそかに武道館史上初となるカウントダウンライブを行い、08年まで毎年行っていたが、10回目の開催を節目に多くのファンに惜しまれつつも一旦終了。13年にWアニバーサリーを記念して5年ぶりに復活し、14年も連続開催された。

 「カウントダウンを初めてしたときから14年も経ってしまいましたが、変わらない気持ちもあります。変わらないものは変わらないものとして、大事にしていこうと思います。本当にありがとう。初心に戻っていこうぜ!」と語り、2000年の1曲目に披露された「P.S.マリア」を歌いあげ、本編を締めくくった。

 アンコールでは、カウントダウンではおなじみのナンバー「紙飛行機」が演奏され、色とりどりの紙飛行機とともにファンの想いが会場にあふれた。フミヤは「またこのメンバーで集まりましょう! またいつか(カウントダウンライブを)やれるさ! みんなが望むならまたやります! 体鍛えておきます! 今日は本当にありがとうございました! 2015年みなさんにとって良い年でありますように!」と呼びかけ、ファンの幸せを願ったナンバー「なんかいいこと」、最後は「お正月」の大合唱で3時間に及ぶライブは幕を閉じた。

 2月からは全国8ヶ所で昨年初夏に開催し好評を博したフルオーケストラコンサートツアー『FUMIYA FUJII Premium Symphonic Concert 2015』を開催する。

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  • 大みそかから元旦にかけて日本武道館でカウントダウンライブを開催した藤井フミヤ
  • 30年分の代表曲をふんだんに盛り込んだセットリストでファンを魅了した
  • 客席は360度ファンで埋め尽くされていた
  • 2014年大みそかから2015年元旦にかけて東京・日本武道館で行われた『藤井フミヤ 30th BEST SPECIAL COUNTDOWN』の模様

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