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今まさに旬の福士蒼汰、人気加熱中の神木隆之介が共演し、禁断の殺戮シーンも実写化した三池崇史監督最新作『神さまの言うとおり』(11月15日公開)。そんな同作の劇中で、福士と神木が演じる男同士の意味深な関係性が、カッコよさとかわいらしさをあわせ持つ俳優ふたりの姿と絶妙に重なり、その魅惑的な雰囲気が話題になりそうな予感を漂わせている。
突然“死のゲーム”に巻き込まれた生徒たちの生死をかけた戦いを生々しく、スリリングに描き出す同作。主演の福士が演じるのは、一見普通の高校生でありながらも、退屈な日々をどうにか変えてみたいと願う野心の持ち主・高畑瞬。その心のなかでは、平和を願う“善”の自分と、非日常的でスリリングな体験に飢える“悪”の自分とが常に戦っている。恋愛映画などで爽やかでクールな印象を与えてきた福士にとって、今回の血みどろで狂気的な役どころは新たな挑戦になる。
そしてもうひとり、同作で新たな顔をみせるのが神木。常に瞳孔が開き、その笑顔には狂気的な企みが満ちたサイコパス・天谷武役を演じる。最近だと『るろうに剣心』シリーズなどでみせたキラキラした瞳のまっすぐな演技が印象的だが、今回はそんな神木のこれまでのイメージがいい意味で裏切られる。
そんな新たな役柄に挑むふたりの劇中の関係性が、俳優としての男同士の意味深な関係性とリンクしているかのように思わせるところがあり興味深い。劇中の瞬のセリフ上では、なかなか天谷に共感するべき言葉がうかがえない。しかし、彼の心のなかでは、認めたくない悪のささやきが天谷の出現によって膨張し始める。一方、天谷のセリフには、一見瞬への“片思い”とも取れる怪しげな言葉を垣間見ることができる。
原作にもあるが、巨大な招きネコに襲われるシーンで天谷は、同じ匂いを感じ、偏った瞬への特別な感情を露わにする。また、映画オリジナルのシーンなので劇場で確認して欲しいが、第4ステージの嘘つきを探すゲームのなかでは、ニヤリと意味深な笑顔で瞬に向かって「好き」と言う天谷の顔が忘れられない。
同作では男女の恋愛にも注目して欲しいところだが、瞬と天谷の“ライバル”であり、生き残るための“仲間”でもあり、さらに、見えない心の底で繋がる不思議で意味深な関係性も要注目ポイントになっている。
(文:岩館佐知子、ORICON STYLE編集部)
◆独占掲載フォトも!『神さまの言うとおり』撮影現場のメイキング&劇中写真
突然“死のゲーム”に巻き込まれた生徒たちの生死をかけた戦いを生々しく、スリリングに描き出す同作。主演の福士が演じるのは、一見普通の高校生でありながらも、退屈な日々をどうにか変えてみたいと願う野心の持ち主・高畑瞬。その心のなかでは、平和を願う“善”の自分と、非日常的でスリリングな体験に飢える“悪”の自分とが常に戦っている。恋愛映画などで爽やかでクールな印象を与えてきた福士にとって、今回の血みどろで狂気的な役どころは新たな挑戦になる。
そしてもうひとり、同作で新たな顔をみせるのが神木。常に瞳孔が開き、その笑顔には狂気的な企みが満ちたサイコパス・天谷武役を演じる。最近だと『るろうに剣心』シリーズなどでみせたキラキラした瞳のまっすぐな演技が印象的だが、今回はそんな神木のこれまでのイメージがいい意味で裏切られる。
そんな新たな役柄に挑むふたりの劇中の関係性が、俳優としての男同士の意味深な関係性とリンクしているかのように思わせるところがあり興味深い。劇中の瞬のセリフ上では、なかなか天谷に共感するべき言葉がうかがえない。しかし、彼の心のなかでは、認めたくない悪のささやきが天谷の出現によって膨張し始める。一方、天谷のセリフには、一見瞬への“片思い”とも取れる怪しげな言葉を垣間見ることができる。
原作にもあるが、巨大な招きネコに襲われるシーンで天谷は、同じ匂いを感じ、偏った瞬への特別な感情を露わにする。また、映画オリジナルのシーンなので劇場で確認して欲しいが、第4ステージの嘘つきを探すゲームのなかでは、ニヤリと意味深な笑顔で瞬に向かって「好き」と言う天谷の顔が忘れられない。
同作では男女の恋愛にも注目して欲しいところだが、瞬と天谷の“ライバル”であり、生き残るための“仲間”でもあり、さらに、見えない心の底で繋がる不思議で意味深な関係性も要注目ポイントになっている。
(文:岩館佐知子、ORICON STYLE編集部)
◆独占掲載フォトも!『神さまの言うとおり』撮影現場のメイキング&劇中写真

2014/11/03