東京・西武新宿駅前の「ヤマダ電機・LABI新宿東口館」に設置された大型LEDビジョン「ユニカビジョン」が、音楽ファンを中心に話題だ。ここ数年、約30分におよぶオリジナルライブ映像を放映し、情報を聞きつけたファンがビジョン前に詰めかけるケースも増えている。
■音楽系のオリジナルコンテンツを多数上映
西武新宿駅前、靖国通り沿いにあるユニカビルの大型LED型ビジョン「ユニカビジョン」(100平方メートルの画面を3面設置)がエンタテインメントファンの間で注目を集めている。音楽、映画、舞台などのエンタテインメント情報を放映するのが主な用途だが、なかでも際立っているのが、音楽系のオリジナルコンテンツ。12年以降、ユニカビジョンで放映されたアーティストは、Mr.Children、GLAY、中島みゆき、中島美嘉、加藤ミリヤ、東方神起、SEKAI NO OWARI、the pillows、怒髪天、MIYAVI、など洋楽・邦楽を合わせて100組以上。放映の時間に合わせてファンが集まるなど、大きな反響を呼んでいる。
ロンドンのピカデリー・サーカス、ニューヨークのブロードウェイの大型ビジョンをモデルにして、10年から運営が始まった「ユニカビジョン」は、当初から音楽系のコンテンツに力を入れてきた。
「基本的なコンセプトは、野外ライブを疑似的に体験してもらうこと。そのためオリジナルコンテンツについては、メジャー、インディーズにかかわらず、ライブを中心に活動しているアーティストに声をかけさせてもらっています」(外内紳吾氏 ユニカ PR 事業部 企画制作課 リーダー)
当初は「ライブ映像はなかなか貸してもらえず、ミュージックビデオを放映することが多かった」(外内氏)ということだが、映像、音響の質を上げることで、レコードメーカー、プロダクションなどからの評価を獲得。現在では、ライブ映像を自社で編集したコンテンツを継続して放映している。
「放映するコンテンツは、短くても30分。楽曲もフル尺で使わせてもらっています。街頭ビジョンですので、音量には制限がありますが、音響にもこだわっており、音量を抑えながらも迫力のあるサウンドを実現しています。レコード会社、プロダクションからの問い合わせも増えています」(梶田倫之氏 ユニカ PR 事業部 企画制作課 課長)
さらに13年11月からは、スマートフォンと連動したプロモーションサービスもスタート。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを放映中の映像にかざすことで、プレゼント応募や特定WEBサイトに誘導する同サービスは、GLAY(GLAYX’mas SHOW 2013“EX THEATERROPPONGI”公演のプレミアムライブチケットを抽選でプレゼント)、東方神起(「Very Merry Xmas 呼び出し音」をもれなくプレゼント)、中島みゆき(『十二単〜Singles〜』リリース記念ポスターのプレゼント)で実施され、確実に成果を上げている。
「昨年12月12日〜25日に実施した東方神起では、1回の放映あたり約1000人、合計1万1000人以上のファンの方に足を運んでいただきました。当初はアプリの作動に時間がかかるといった問い合わせもありましたが、さらに調整・改善を重ね、年内には本格的なサービスを開始したいと思っています」(外内氏)
将来的には通常の広告やタイアップ企画番組の放映だけではなく、モバイルサイトとの連動を強化することでビジネスチャンスを広げたいという。アーティストのライブの魅力をアピールできる「ユニカビジョン」が新しいプロモーションツールとしてどんな展開を見せるか、今後も注視していきたい。
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年10月20日号掲載)
■音楽系のオリジナルコンテンツを多数上映
西武新宿駅前、靖国通り沿いにあるユニカビルの大型LED型ビジョン「ユニカビジョン」(100平方メートルの画面を3面設置)がエンタテインメントファンの間で注目を集めている。音楽、映画、舞台などのエンタテインメント情報を放映するのが主な用途だが、なかでも際立っているのが、音楽系のオリジナルコンテンツ。12年以降、ユニカビジョンで放映されたアーティストは、Mr.Children、GLAY、中島みゆき、中島美嘉、加藤ミリヤ、東方神起、SEKAI NO OWARI、the pillows、怒髪天、MIYAVI、など洋楽・邦楽を合わせて100組以上。放映の時間に合わせてファンが集まるなど、大きな反響を呼んでいる。
ロンドンのピカデリー・サーカス、ニューヨークのブロードウェイの大型ビジョンをモデルにして、10年から運営が始まった「ユニカビジョン」は、当初から音楽系のコンテンツに力を入れてきた。
「基本的なコンセプトは、野外ライブを疑似的に体験してもらうこと。そのためオリジナルコンテンツについては、メジャー、インディーズにかかわらず、ライブを中心に活動しているアーティストに声をかけさせてもらっています」(外内紳吾氏 ユニカ PR 事業部 企画制作課 リーダー)
当初は「ライブ映像はなかなか貸してもらえず、ミュージックビデオを放映することが多かった」(外内氏)ということだが、映像、音響の質を上げることで、レコードメーカー、プロダクションなどからの評価を獲得。現在では、ライブ映像を自社で編集したコンテンツを継続して放映している。
「放映するコンテンツは、短くても30分。楽曲もフル尺で使わせてもらっています。街頭ビジョンですので、音量には制限がありますが、音響にもこだわっており、音量を抑えながらも迫力のあるサウンドを実現しています。レコード会社、プロダクションからの問い合わせも増えています」(梶田倫之氏 ユニカ PR 事業部 企画制作課 課長)
さらに13年11月からは、スマートフォンと連動したプロモーションサービスもスタート。専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを放映中の映像にかざすことで、プレゼント応募や特定WEBサイトに誘導する同サービスは、GLAY(GLAYX’mas SHOW 2013“EX THEATERROPPONGI”公演のプレミアムライブチケットを抽選でプレゼント)、東方神起(「Very Merry Xmas 呼び出し音」をもれなくプレゼント)、中島みゆき(『十二単〜Singles〜』リリース記念ポスターのプレゼント)で実施され、確実に成果を上げている。
「昨年12月12日〜25日に実施した東方神起では、1回の放映あたり約1000人、合計1万1000人以上のファンの方に足を運んでいただきました。当初はアプリの作動に時間がかかるといった問い合わせもありましたが、さらに調整・改善を重ね、年内には本格的なサービスを開始したいと思っています」(外内氏)
将来的には通常の広告やタイアップ企画番組の放映だけではなく、モバイルサイトとの連動を強化することでビジネスチャンスを広げたいという。アーティストのライブの魅力をアピールできる「ユニカビジョン」が新しいプロモーションツールとしてどんな展開を見せるか、今後も注視していきたい。
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年10月20日号掲載)
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2014/10/18