戦前のカナダ・バンクーバーに実在した日系人野球チームを題材にした映画『バンクーバーの朝日』(12月20日公開)の完成報告記者会見が15日、都内で行われ、石井裕也監督、主演の妻夫木聡、亀梨和也らが出席した。
今月10日に『第33回バンクーバー国際映画祭』(9月25日〜10月10日)で最も観客から支持を得た作品に贈られる「観客賞」を受賞し、妻夫木は「バンクーバーの人たちがこの物語を受け入れてくれたんだと思ったら、どこか自分の中にあった不安も払拭された。心底、この作品をやってよかったし、それを通りこして生きててよかったなと感じました」と自信を語った。
製鉄所で働く日系二世で、ショートを守るキャプテンを演じた妻夫木だが、主要キャストで唯一、野球経験がなかったため「(クランクイン前の)昨年12月ころから一人で練習していましたね。夜な夜な公園に行って、壁にボールを当てて捕球する練習を2時間くらいやっていた頃もあるし…」。そんな地道な努力の甲斐もあって撮影で、はつらつとしたプレーと演技を見せる一方「気持ちは“朝日軍”なんだけど、体は33歳だった」と加齢による肉体の衰えも痛感したといい、笑いを誘っていた。
同映画は、1914年のチーム結成から100周年を迎えた「バンクーバー朝日」の栄光と奇跡の物語。バンクーバー映画祭「観客賞」を受けて石井監督は「努力が報われた、作品の強度を証明できた」と手応えを語り「戦前のバンクーバーの日系カナダ人の話ではあるんですけど、現代の日本人はもちろん、海外の人の心の奥底にも響く作品を作りたいと思いましたし、そうしなければならないという気持ちもありました」と思いを語っていた。
会見には勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、高畑充希、宮崎あおいも出席した。
今月10日に『第33回バンクーバー国際映画祭』(9月25日〜10月10日)で最も観客から支持を得た作品に贈られる「観客賞」を受賞し、妻夫木は「バンクーバーの人たちがこの物語を受け入れてくれたんだと思ったら、どこか自分の中にあった不安も払拭された。心底、この作品をやってよかったし、それを通りこして生きててよかったなと感じました」と自信を語った。
製鉄所で働く日系二世で、ショートを守るキャプテンを演じた妻夫木だが、主要キャストで唯一、野球経験がなかったため「(クランクイン前の)昨年12月ころから一人で練習していましたね。夜な夜な公園に行って、壁にボールを当てて捕球する練習を2時間くらいやっていた頃もあるし…」。そんな地道な努力の甲斐もあって撮影で、はつらつとしたプレーと演技を見せる一方「気持ちは“朝日軍”なんだけど、体は33歳だった」と加齢による肉体の衰えも痛感したといい、笑いを誘っていた。
同映画は、1914年のチーム結成から100周年を迎えた「バンクーバー朝日」の栄光と奇跡の物語。バンクーバー映画祭「観客賞」を受けて石井監督は「努力が報われた、作品の強度を証明できた」と手応えを語り「戦前のバンクーバーの日系カナダ人の話ではあるんですけど、現代の日本人はもちろん、海外の人の心の奥底にも響く作品を作りたいと思いましたし、そうしなければならないという気持ちもありました」と思いを語っていた。
会見には勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、高畑充希、宮崎あおいも出席した。
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2014/10/15