“日本一の斬られ役”の異名を持つ俳優の福本清三(71)の初主演映画『太秦ライムライト』が、カナダのモントリオールで開催された『第18回ファンタジア国際映画祭』(7月17日〜8月7日)で、最優秀作品賞である「シュバル・ノワール賞」、福本自身も日本人初の最優秀主演男優賞を受賞した。同映画祭審査員によると、最優秀作品賞も主演男優賞も「審査員満場一致で決定した」という。
同映画祭は1996年、日本などアジア映画を注目する映画祭としてモントリオールで始まり、97年からは対象を全世界に広げて各国の作品を上映。北米最大級のジャンル映画祭(SF、ファンタジー、ホラー、アドベンチャーなど)に成長し、今回は長編作品だけでも160作品が上映された。2011年に設けられた「シュバル・ノワール賞」は日本映画作品では初の受賞となり、落合賢監督(31)は日本人最年少での受賞、福本は歴代最年長での受賞と、初物づくしの快挙となった。
同映画は、京都・太秦の撮影所で55年間“斬られ役”として数々の日本映画に出演してきた福本の初主演作品。時代劇全盛時代には、100人以上いた「斬られ役」も今は数十人。太秦を愛するスタッフと役者たちが「斬られ役」の現在をめぐる人間ドラマを哀切たっぷりに描いた。
福本は「この度の『最優秀作品賞』の評価は、苦労をかけたスタッフ全員の熱意と努力の賜物です。そんな仲間たちに支えられて撮影を全うすることが出来たに過ぎない私が『主演男優賞』とは信じられません。ご選考くださった方々には失礼な話ですが、何かの間違いの様に思われ、落ち着かない気持ちでいっぱいです。これも出演者全員で戴(いただ)いたものと享(う)けとめております。唯々、『感謝』の一言しか御座いません。ありがとうございます」とコメントを寄せた。
落合監督も「50年以上、斬られることで、他の主役を引き立たせてきた福本さんが、海外の映画祭で主演男優賞を受賞されたということは、『どこかで誰かが見ていてくれる』というこの作品のテーマそのものではないでしょうか! 本当にうれしいです」と喜んでいる。
同映画は、6月14日より関西にて先行上映、東京では7月12日より公開中。先日の米ニューヨークアジアンフィルムフェスティバルにおいても最優秀観客賞を受賞しており、国際映画際の舞台で3冠目となった。
同映画祭は1996年、日本などアジア映画を注目する映画祭としてモントリオールで始まり、97年からは対象を全世界に広げて各国の作品を上映。北米最大級のジャンル映画祭(SF、ファンタジー、ホラー、アドベンチャーなど)に成長し、今回は長編作品だけでも160作品が上映された。2011年に設けられた「シュバル・ノワール賞」は日本映画作品では初の受賞となり、落合賢監督(31)は日本人最年少での受賞、福本は歴代最年長での受賞と、初物づくしの快挙となった。
同映画は、京都・太秦の撮影所で55年間“斬られ役”として数々の日本映画に出演してきた福本の初主演作品。時代劇全盛時代には、100人以上いた「斬られ役」も今は数十人。太秦を愛するスタッフと役者たちが「斬られ役」の現在をめぐる人間ドラマを哀切たっぷりに描いた。
福本は「この度の『最優秀作品賞』の評価は、苦労をかけたスタッフ全員の熱意と努力の賜物です。そんな仲間たちに支えられて撮影を全うすることが出来たに過ぎない私が『主演男優賞』とは信じられません。ご選考くださった方々には失礼な話ですが、何かの間違いの様に思われ、落ち着かない気持ちでいっぱいです。これも出演者全員で戴(いただ)いたものと享(う)けとめております。唯々、『感謝』の一言しか御座いません。ありがとうございます」とコメントを寄せた。
落合監督も「50年以上、斬られることで、他の主役を引き立たせてきた福本さんが、海外の映画祭で主演男優賞を受賞されたということは、『どこかで誰かが見ていてくれる』というこの作品のテーマそのものではないでしょうか! 本当にうれしいです」と喜んでいる。
同映画は、6月14日より関西にて先行上映、東京では7月12日より公開中。先日の米ニューヨークアジアンフィルムフェスティバルにおいても最優秀観客賞を受賞しており、国際映画際の舞台で3冠目となった。
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2014/08/09