肺炎のため15日に亡くなった映画監督の大島渚さん(享年80)の通夜が21日、東京・築地本願寺で営まれ、映画『戦場のメリークリスマス』に出演したビートたけしが参列した。たけしは大島さんとの出会いを「夢のようだったね」と振り返り「ありがとうございます、しかない。そのうち俺も逝くし、また向こうで怒ってください」と故人を偲んだ。
音楽家の坂本龍一、歌手のデヴィッド・ボウイらと共に同映画に出演していたたけしは「何も知らずに、訳わからずでやってたけど…すごいね」と感嘆。メインキャストはその後、他方面で第一線として活躍しており「龍一さんが海外で賞をとって、私も映画で賞をとってね。きっかけは、その辺だったと思う。ありがたい。その前にもっと感謝したらよかった」と感謝の言葉があふれた。
自身もメガホンをとる立場になったたけしは、大島監督から「潔い映画を撮るね」と言われていたことを明かし「映画監督で、寄りの画を多用するのは下手な奴だと言われたことがあった。僕も16作品撮ってるけど、グッと寄れないんだよ。影響されているのかな」と故人を偲んだ。
『戦場のメリークリスマス』で軍曹ハラを演じたたけしは「フランスに行ったら、俺のことをみんな『ハラ』って呼んでた。国際映画ってすごいんだなって驚いた」と、改めて影響力を実感したエピソードを紹介。大島監督とは、映画『御法度』(1999年公開)で共にカンヌ国際映画祭に出席した時が最後の対面になったという。
また、今後の映画界発展のため「大島さんの監督作品は、エンターテインメントとして必見。ぜひ観てほしい。勉強してほしい。いいとこだけとれば(盗めば)いい」と語っていた。
音楽家の坂本龍一、歌手のデヴィッド・ボウイらと共に同映画に出演していたたけしは「何も知らずに、訳わからずでやってたけど…すごいね」と感嘆。メインキャストはその後、他方面で第一線として活躍しており「龍一さんが海外で賞をとって、私も映画で賞をとってね。きっかけは、その辺だったと思う。ありがたい。その前にもっと感謝したらよかった」と感謝の言葉があふれた。
自身もメガホンをとる立場になったたけしは、大島監督から「潔い映画を撮るね」と言われていたことを明かし「映画監督で、寄りの画を多用するのは下手な奴だと言われたことがあった。僕も16作品撮ってるけど、グッと寄れないんだよ。影響されているのかな」と故人を偲んだ。
『戦場のメリークリスマス』で軍曹ハラを演じたたけしは「フランスに行ったら、俺のことをみんな『ハラ』って呼んでた。国際映画ってすごいんだなって驚いた」と、改めて影響力を実感したエピソードを紹介。大島監督とは、映画『御法度』(1999年公開)で共にカンヌ国際映画祭に出席した時が最後の対面になったという。
また、今後の映画界発展のため「大島さんの監督作品は、エンターテインメントとして必見。ぜひ観てほしい。勉強してほしい。いいとこだけとれば(盗めば)いい」と語っていた。
コメントする・見る
2013/01/21